光物語
「殺し合いか。バカなことを考える奴もいるものだな」
天道総司が転送された場所は海に砂浜で近くに市街地がある。
天道は砂浜に立っていた。
彼はこの殺し合いについて考えた。ロクセイアという男によって殺し合いをしろと言われた。
もちろん彼は、こんなバカげたなことはせず、ゲーム自体を破壊するつもりだ。
だが、問題なのは殺し合いに乗る参加者がいるということだ。天道はこの場にワープされる前のことを振り返っていた。
(青い髪の女に至っては、全参加者を敵に回す可能性が高いな)
見せしめで中学生くらいの男が殺され、青い髪の女が泣いていた時のことを思い出していた。
あの女は絶対に見せしめで殺された男を生き返らせるため戦いに乗っていてもおかしくない。
あの場で全参加者に宣戦布告みたいなことをしたようなものだろう。
恐らく殺し合いを加速させるためためだろうと確信し、ロクセイアのやっていることは許すことはできなかった。
ロクセイアを打倒するため、まずデイバッグを開き、名簿を取り出した。
「加賀美、矢車、影山、神代・・・・・・・・・・・神代だと」
なぜ、死んだはずの神代が名簿に書いてあるのか。
彼は、サソードゼクターの資格者として、ワームを倒していたが、己がワームだということを知り、奴らを全国各地に集め、天道達に倒し、神代自身も自ら殺されることを望み、自身の手で殺した。
(本当にロクセイアは願いを叶える技術があるのか)
確かにロクセイアは優勝すればどんな願いを叶えると言った。
信じるしかないのだろうか?神代も事実上いるわけだし。
今はそのことを考えるのはやめよう。
加賀美、矢車、影山、神代と合流し、彼らと共にロクセイアを打倒する策を練っていかなければならない。
再びデイバッグの中を確認していたら、カブトゼクターとライダーベルトはあるものの、ハイパーゼクターやパーフェクトゼクターがなかった。
変わりにあるのは、炎と翼が描かれたカードとコントロールデバイスがある。
なぜハイパーゼクターやパーフェクトゼクターがないのか言えるとは一つある。
(なるはどな強化用アイテムは没収されているということか)
恐らく他の参加者に配られているのだろう。
この二つの支給品の説明書によると仮面ライダードラゴンナイトと仮面ライダーファイズの強化用専用アイテムであることが分かる。
気になるのはマスクドライダーシステム以外のライダーの存在があること。
これについては本人と出会えたら詳しく聞こう。
友好的な人物であればの話だが
「ロクセイア聞いているだろうから言っておくおばあちゃんは言っていた。みんな命があって楽しく生きようとしている。それを弄ぶ奴は天罰が下ってな」
天道はどこかで聞こえているだろうロクセイアに言った。
天の道を往き、総てを司る男は光を背負い、ロクセイアの野望をつぶすため、彼は歩き出した。
【J-1/森/一日目/深夜】
【天道総司@仮面ライダーカブト】
【状態】:健康
【装備】:カブトゼクター+ライダーベルト@仮面ライダーカブト
【道具】:支給品一式、サバイブ(烈火)@仮面ライダードラゴンナイト、ファイズアクセル@仮面ライダーファイズ
【思考】
基本:殺し合いの打倒
1:加賀美、矢車、影山、神代と合流する
2:青い髪の女(美樹さやか)に警戒
3:マスクドライダーシステム以外のライダーについて知りたい
【傭考】
・最終回後の参戦です
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