戸愚呂 0%の恐怖!
私の名前は高梨奈緒。
自分のことをヨコシマな目で見るお兄ちゃんに“ホンホン”しちゃう、最近流行りのちょっと危ない女の子☆
そんなお兄ちゃんが大好きな私だけど、 実は私たち血の繋がらない兄妹だったの!
他にもお兄ちゃんを狙うライバルの彩華ちゃんや、近藤先輩が現れたりして毎日がもっ〜大変!
そんなドタバタ愉快な私とお兄ちゃんの生活だけど、今日はいつもよりちょっぴり過激。
なんと殺し合いのゲームに巻き込まれちゃったの!
ローゼンメイデンの蒼星石ちゃんと出会ったのもつかの間、戸愚呂っていうおじさんに捕まって人質にされちゃったよ!
ああっ、これから私どうなるの〜?
「……さっきから一人でぶつぶつとうるさいお嬢ちゃんだねぇ」
「ああっ!おじさん勝手に人のモノローグに割って入らないでよ!そういうの禁止!」
今ツッコミを入れたのが私を人質にしてる戸愚呂おじさん。
筋肉が凄くてピストルも効かない、ボディビルダー世界選手権に出たら優勝間違いなしのタフガイだよ。
おじさん曰く、「俺は妖怪だ」とのことだけど、私初めて生で見たよ妖怪!
妖怪ってよりヤクザだけど、あんなの見せられたら信じるしかないよね。蒼星石ちゃんみたいな生きたお人形さんもいるんだし。
「おじさ〜ん、私急にお菓子食べたくなっちゃったなぁ〜」
「………」
無視!私のこと完っ璧無視ですよおじさん!
「ほらぁ、もう結構歩いておじさんも疲れちゃったんじゃないですかぁ?休憩しようよ休憩〜」
「……生憎、そんなヤワな鍛え方はしてないんでね」
チラっと私を肩に背負っているおじさんの顔を見る。
私に乱暴する気はないし、蒼星石ちゃんも無事。
これから闘技場に行って他の参加者を待つらしいけど、おじさんの考えてることがちょっと分かんない。
もしかして“俺より強い奴に会いに行く”ってやつなんですか?
「いや、背負われてる方もこれはこれで疲れるんだよホント!
おじさんゴツゴツしてて痛いし!私もう降りたい!疲れた!休みたい〜!」
しばらく話してわかったことだけど、主導権が完全におじさんに握られてるってわけでもないみたい。
そりゃそうだ。組んでるパートナーが死んだらもう片方の人も死んじゃうってルールがあるんだから。
おじさんとしても人質兼保険の私が死んだら困るしね!そもそも人質が死んだら意味ないわけだし。
だからこんな風にすれば……むっふふ!
「やだ、休憩しないと私死んじゃう〜!! お菓子くれなきゃ舌噛んで死んでやる〜!!」
「いい加減にしてくださいよ、お嬢ちゃん……」
▼ ▼ ▼ ▼
山の麓で見つけた駄菓子屋さん、そこでおじさんと一緒にベンチに座って小休止。
ここから少し先に石段があって、それを登ると神社に行けるみたい。
私は都会に住んでるから分からないけど、田舎の駄菓子屋さんってきっとこんな感じなんだろうな。
ノスタルジックな匂いを感じるし。
「……もうワガママはこれきりにしてくださいよ」
「分かってるっておじさ〜ん! 私もこれから人質やるんだし、ちょっとくつろぎたいわけなんですよ〜」
やっぱりおじさん、私にそう強くは出れないみたい。
ならなら、しばらくおじさんに付き合って、闘技場でおじさんが満足したらお兄ちゃん探すの手伝ってもらえばいいんじゃないかな?
でもこれは私がおじさんにとって利用価値があるから成り立つ話。
それなりにおじさんの意図も汲んであげて、でも言いなりにはならないようにしなくちゃ。
「おじさんはお菓子食べないの? あとでお腹減ってもしらないよ?」
「……そういうのは控えるようにしてるんでね」
おじさんがお金も払わずに瓶ジュース取ってたけど、私もお菓子勝手に食べちゃっていいのかな?
でも店番の人もいないし、そもそも殺し合いの会場に参加者以外の人がいちゃおかしいもんね。
もし支払えって言われても、そこはおじさん任せでいいか。後でお腹減ったら困るしバッグにもいくつか入れておこっ。
あんず飴ってあるけど、これあんずじゃなくてスモモだよね。詐欺じゃないかな?
なんてこと考えながら食べてたら視線を感じた。
――おじさんじゃない。別の方向の、それも多分一人じゃない。
▼ ▼ ▼ ▼
「あの…、おじさん。なんだか見られてる気がするのは私の気のせいかな?多分向こうの茂みからだと思うんだけど…」
「いや、気のせいじゃあないねぇ。二人だな」
お嬢ちゃんも気づいたか。ただの学生かと思っていたがなかなか勘がいいらしい。
こちらの正面、茂みの向こうからは妖気はかけらも感じず、気配の消し方もドが付くほどの素人。
やれやれ、またハズレか。このゲームを観戦する金持ちはよほど弱者が嬲り殺される様を見たいらしい。
だが一応確認はしておくか。陰からじろじろ見られるのは気分が悪い。
戸愚呂はオレンジジュースを飲み切ると、空き瓶となったそれを構え振りかぶり、投げる。
空き瓶はそのまま回転しながらまっすぐに飛んでいき、茂みの近くにそびえ立つ木に直撃し砕け散った。
「そこにいるのは分かっている。いい加減隠れてないで出てきたらどうだい?」
▼ ▼ ▼ ▼
「そこにいるのは分かっている。いい加減隠れてないで出てきたらどうだい?」
(ヤバっ! 見つかった!)
(どどど、どーしよ春原くぅ〜ん!))
二人組が駄菓子屋に入ってくのが見えたから、隠れて様子を伺ってたけどこれはマズイ。
相手はヤクザ風の大男に僕らと同い年くらいの女の子。
女の子連れだから殺し合いには乗ってないと思うけど、僕らが“ヤル気になった奴ら”だと思われたかもしれない。
僕は万が一のことも考えて、唯ちゃんに隠れてるように伝えると両手を上げ茂みから出て行く。
「……おかしいねぇ、二人だと思ったんだが」
「いや、僕ひとりだ…。名前は春原陽平。殺し合いには乗ってない。人を探してるだけだ」
この男がサングラスをかけていてくれて良かったと後になって思う。
こいつ明らかに堅気の人間じゃない。街の不良たちを何百人集めても、この男一人の足元にも及ばない。
それだけの凄みが、威圧感がある。普通ならガン付けられただけで土下座してるレベルだね。
だけど今は唯ちゃんがいる。ここは僕がなんとかしないと…。
「自分から名前を教えてくれるとは律儀だねぇ。だが残念、俺はこのゲームに乗っている」
クソッ!万が一が当たっちまったうよ!唯ちゃん頼む、逃げてくれ…!
女の子が男になにか言ってるが、男はそれを無視しゆっくりとこちらに向かってくる。
なんだ?女の子の方はヤルじゃないのか?
「あんたの名前……春原陽平だったか。なら『春原芽衣』ってのはあんたの知り合いか?」
「――!? 芽衣を知ってるのか!?」
「いや、知らんね。だが今の反応であんたと関わりの深い人間だということが分かった。大方妹ってとこだろう」
……こいつ、カマかけやがったのか!
「ではあんたの妹は殺しとくことにしよう。それが嫌なら闘技場まで強い奴を連れてこい。
……俺が言いたかったことはそれだけだ。そろそろ行くぞ、お嬢ちゃん」
――おい、今なに言ったんだあいつ?
“殺す”って言ったのか? 芽依を――?
男は用がすんだのか、立ち上がり出発しようとしている。
女の子が僕になにか言ってる。でもそんなの聞こえない。関係ない。
「フッザケんじゃねェぞテメェえええッ!!」
気がつけば僕は男の胸ぐらを掴んでいた。
ヤクザに喧嘩ふっ掛けるなんてバカだ。岡崎も言ってたがやっぱり僕は大バカだ。
でもふざけるなよ。芽依を殺すだって? 許さない、そんなの僕が許さない。
あいつは口うるさくて疎ましい奴さ。だけど僕の妹なんだ。大切な、たったひとりの妹なんだよ!
「くくっ……脚が震えているぞ、春原陽平」
「むむむ、無茶震いだよこれは!!」
「それを言うなら武者震い。 ……なら少し遊んでやろう。
俺に一度でも手を使わせることができれば、あんたの妹には手を出さない。なんなら保護してやってもいい」
今までつまらなそうな顔をしていたサングラスの男が薄く笑う。
この野郎、ナメやがって!手を使わせることができればだと?
やってやろうじゃんかよ!ヤクザ相手でも、僕だってそれぐらいできるだろ…!
「男と男の……約束だからな。絶対だぞ」
「あぁ、構わんよ。俺に手を使わせることができればの話だがね」
▼ ▼ ▼ ▼
春原陽平――悪ぶってはいるが、ただの高校生に過ぎない彼にとってこれは妹の命をかけた決闘だった。
だが戸愚呂――人間を辞めてしまった彼にとって、これは遊びにすら至らない“じゃれ合い”。
「うおおおっ!!」
春原が、彼にとっては渾身のパンチを放つ。
だが戸愚呂はポケットに手を入れたまま、軽く身体をひねっただけでかわす。
春原陽平。歳は浦飯幽助よりもいくつか上くらいか。
だがなっちゃいないねぇ。素人相手の喧嘩には馴れているようだが、所詮素人同士での話。
格闘技の経験もなしとくれば、そこらの餓鬼となにも変わらない。
だからこう足元をすくってやるだけで、
「ぶへばあっ!?」
こうして簡単にすっ転ぶ。
素人が向かってくる以上ナイフか拳銃を持っているかと思ったがそれもない。
つまり考えなしか。
まぁ、持っていたとしてもなんの問題もないが。
「はい、終わっり」
立ち上がり、なおも向かってこようとする春原の背後に瞬時に回りこみ、その背に蹴りを叩き込む。
先ほど出会った人形は宙を飛んだが、春原は地面に叩きつけられそのまま何度も転がっていく。
制服を泥だらけにし、木に勢いよくぶつかることでようやく止まった。
大分加減したものの餓鬼相手ならこれで十分。起き上がることもできないだろう。
と、思えば茂みからもう一人出てきた。今度は女の子か。
「もう、もうやめでっ!じんじゃうよ!!ずのはらぐんじんじゃうよおお!!」
春原陽平の連れは泣きながら、鼻水と涙まみれの顔でやつを庇っている。
隠れていることは分かっていたが、仲間を見捨て逃げなかったのは評価してやろう。
足が竦み動けなかっただけなのかもしれんがな。
「起きたらそいつに伝えておけ。妹を死なせたくなかったら、闘技場に参加者を連れて来いと、」
「ま、まだだ……まだ終わってねぇぞ……!」
唯を押しのけ、春原は立ち上がろうとする。
杏や智代、ラグビー部の連中に普段散々痛めつけられてきたのが役にった。
だが今の蹴り、光坂高校最強である坂上智代の蹴りよりも数段重い。
それに肉体へのダメージが大きい。なんとか意識は保ったものの起き上がることができない。
戸愚呂は僅かばかりだが内心賞賛してやる。
まだ意識があったか春原陽平。見上げた根性だねぇ。
大分手加減したとはいえ餓鬼一人眠らせるには十分な力だと思ったんだが。
さて、もう面倒だし終りにしよう。それに俺のことを伝える役は一人で十分だろう。
春原陽平か女……どちらかは殺しておくことにしようか。
一歩一歩、春原と唯の間に戸愚呂が歩み寄る。一声が彼らに響き渡るまでは。
「―――もうやめてっ!!」
どちらかの息の根を止めようと迫っていた戸愚呂を止めたのは春原でも、唯でもない。
奈緒だ。
「おじさんもそれだけやれば十分でしょ!? あとあんた!そんなになってもまだ分かんないの!?
あんたじゃ無理!天地がひっくり返っても空から槍が降ってもあんたじゃおじさんに絶対勝てない!
だいたいおじさん、1パーセントも本気出してないんだよ!? むしろ手加減してた!!
私見たから分かる!20パーセントとかいうのでピストルもなにも効かなくて!それでもまだ20パーセントなんだよ!?」
奈緒の目には、妹のために戦う春原が兄と被って見えた。
だからこそ責める。春原の自分を顧みない蛮行を。
私なら分かる、私も兄妹だから。残された妹がなにを思うか。
妹のために戦ってくれる、こんないいお兄ちゃんが死んだら妹がどう思うか。
だから伝えるしかない。戸愚呂の強さと恐ろしさを。
もう関わるな、だから早く、逃げてと。
「……そういうことだ。春原陽平、今回はお前の根性に免じて見逃してやろう。
――だが、こっちのお嬢ちゃんはだめだね」
戸愚呂は春原にすがり泣く唯の喉もとを掴み持ち上げ、人を超えた力で締め上げる。
春原が這い蹲り凶行を阻止すべく戸愚呂の右足を掴む。
唯が怯え死にたくないと脚をバタバタ動かし文字通り足掻く。
奈緒が必死に叫び戸愚呂を止めようとする。
だがそんなもの戸愚呂には関係ない。絶対的な力を持ってしか戸愚呂を止めるすべはない。
「おいっ……!テメェやめろ!殺るなら僕を殺れ!唯ちゃんは関係ないだろ!!」
「だめだね、お前には俺のことを伝えてもらわねばならん。
――そもそもお前、自分たちは助かると、あわよくばこのゲームから生還できるとでも考えていたか?
ヌルいな春原陽平。それは平々凡々と日々を生きてきた者の考え方だ。
現実を見ろ。ここはお前たちが昨日まで生きてきた甘い世界ではない。
敗北とは死だ。負ければペナルティがある。それが当然の世界だ」
春原陽平と平沢唯。
自堕落な日々を送る高校生。
彼らにとって死とは、向こう側の世界にある縁遠いことにしか感じないだろう。
己の命の危機に瀕したこともない、普通の世界の人間。
だがここは彼らにとっての世界とは違う。死が平然と存在する異常の世界。
戦わなければ生き残れない。それを今だ理解出来ていない。理解出来たつもりになっている。
「――あっ……!がっ……!」
唯の顔部はみるみる蒼白していく、気道が塞がれ息ができない。
気道閉塞、神経圧迫、頚動脈洞圧迫。
たかだか数分、肺に酸素を取り込めないだけで人間は死に至る。
――唯は、このときになってようやく、なんとなくだが、自分が死ぬということを理解した。
怖くない、と言えば嘘になる。でもそれ以上になんだか、他に想うことがたくさんある。
ゴメンね、澪ちゃん、りっちゃん、ムギちゃん、あずにゃん。
ぶどーかん行きたかったけど、わたしもう行けそうにないや。
ムギちゃんのケーキまた食べたいな、ギー太ももっと弾いてあげたかった。
憂は私が死んじゃったらどうなるのかな。でも大丈夫、大丈夫だよね。
料理も出来て勉強も出来て、わたしよりも胸が大きな、ギターもすぐに弾けちゃうわたしの妹だもん。
妹のこと、家族のこと、けいおん部のみんなと過ごした日々、友達、初めてのライブ。
合宿に行って海で泳いだり、みんなでメイド服を着たこともあった、交通調査のアルバイトもした。
けいおん部に入部した日、先輩になってあずにゃんが入部した日、楽器屋さんでギー太と出会った日。
不思議と思い出されるのは高校に入学してからのことばかり。
なにをしたらいいか分からなくて、それまでボーっと生きてきたわたしが本当に楽しいと思えた日々。
ありがとう、みんな。
春原くん、わたしを守ろうとしてくれたんだよね。
えらいなぁ春原くん。あんな怖いおじさんに向かってくなんて、わたしできないや。
本当に少しの間だったけど、初めて会えたのが春原くんでよかったなぁ。
芽依ちゃん見つかるといいね。憂も春原くんみたいな人に会えれば絶対大丈夫だから。
がんばってね、春原くん。
▼ ▼ ▼ ▼
「俺は闘技場で待つ。強者を連れて来ようが大勢で攻めてこようが構わん。
お前も死んでほしくない人間がいるのなら、早く俺を倒す算段をつけることだな」
行くぞ、お嬢ちゃん。そう奈緒に声をかけ、戸愚呂は踵を返す。
平沢唯だったものに一瞥も向けず。
「……ああ、名乗るのを忘れていたな。俺は戸愚呂、妖怪だ」
最後にそう言い残し、戸愚呂は奈緒を連れ闘技場へと歩みを進める。
僕は……なにもできなかった。唯ちゃんを守るどころか、死なせてしまった。
天然で、鈍いところもあるけど、とてもいい娘だった。側にいる人を安心させてくれるような娘だった。
唯ちゃんが死んで、なんで僕が生きてるんだ? 僕の代わりに死んだのか? そんなのあっちゃいけないことだろ?
『 が ん ば っ て 』
彼女の最後に、声は聞こえなかった。だけど唇の動きが、そう言っているような気がした。
僕は読唇術なんて使えない。僕が都合よくそう思い込んでいるだけなのかもしれない。
――――ははっ、無茶言うなよ、唯ちゃん。
あんなやつに勝てるわけないだろ? これ以上僕になにをがんばれって言うんだよ?
芽依と憂ちゃんを見つけ出しても、戸愚呂みたいなやつがいるんじゃ結局僕らは死ぬしかないじゃないか!
僕じゃ――無理なんだよ。僕だけじゃ、芽依と憂ちゃんを守ってやれないんだよ!
「なぁ――――僕どうすればいいんだよ……岡崎っ……!!」
顔を涙で汚し、無力感に苛まれる春原は親友の名を呼ぶ。
岡崎朋也。妹を任せてもいいと思えるほどに信頼する、無二の親友。
こんな殺し合いのゲームに親友がいてほしいなんて思う僕は、最低の人間だ。
でもあいつといると、なんだって出来そうな気がするんだよ。
あいつと一緒に戸愚呂をブッ倒して、ゲームそのものをブチ壊すことだってきっと。
だが岡崎朋也は、春原陽平と常に肩を並べた親友は、ここにはいない。
自身の不甲斐なさが、弱さが、罪が、孤独が、僕を押し潰す。
ごめん、唯ちゃん―――僕、がんばれないよ……。
【平沢唯@けいおん! 死亡】
【残り54人】
【E-7/山の麓の駄菓子屋付近/午後】
【戸愚呂弟@幽☆遊☆白書】
[状態]:健康
[服装]:普段着
[装備]:
[道具]:支給品一式、瓶ジュース(数本)不明支給品0〜2
[方針・思考]
基本:癪だがとりあえずゲームに乗る
1:闘技場に行き、しばらくそこで他の参加者を待ち受ける
2:強者との戦いを楽しみたい。でもあまり期待はしていない
3:弱者に興味はない。対応はその時の気分しだい
4:兄者にも興味がない。とりあえず保険は確保しておく
【高梨奈緒@お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!】
[状態]:健康
[服装]:学生服
[装備]:
[道具]:支給品一式、駄菓子(大量)高梨修輔のエロ本、不明支給品0〜2
[方針・思考]
基本:お兄ちゃんと一緒に脱出する
1:おじさんを止められなかった私のせいで、死んだのかな…。
2:戸愚呂に従いつつ、上手く利用し兄を探すのを手伝ってもらう。
3:他の参加者には戸愚呂と出会ってほしくない。
4:自分と同じ境遇の参加者がいることに困惑。
【春原陽平@CLANNAD】
[状態]:ダメージ(中)、唯を死なせたことへの罪悪感と無力感
[服装]:制服 (泥だらけ)
[装備]:
[道具]:支給品一式、不明支給品1〜3
[方針・思考]
基本:誰も殺さずにゲームを脱出する
1:唯ちゃん……
2:芽衣と憂ちゃんを探し、保護する。
前話
目次
次話