跡
「何が励ましだ……ふざけんな!」
今までと違い、長々と続いた放送が終わるや響いた播磨の怒声。
既に十分に周囲の安全を確認していたとはいえ、思わず高野は身構えてしまう。
……改めて付近に潜む者がいない事を確認し、ようやく高野は口を開く事にした。
「励ましなんてどうでもいいわ。それよりも、これからの事を考えましょう」
「どうでもいい? ……ま、確かに今は関係ないがよ……」
ゲームの破壊を目指す播磨にとっても、全員の殺害を目指す高野にとっても、あれだけ時間を割かれた励ましには何の意味もない。
むしろ終盤だからこそ余計に生徒間の感情を煽り、疑心暗鬼を深める事が教師達の目的だったのだろう。
今更教師達の言葉を真に受ける者などいないだろうが、感情を逆撫でされた者は多い筈だ。
「……本当に、終盤って事で追い込みが始まってるわね」
「あん? 何だよ終盤って……」
「いや、単純に今まで生き残ったのは私達以外では一条さん、雪野さん、愛理、八雲、三原さん……全部でたった7人でしょう?」
「……みてえだな。奈良の野郎も死んじまったみたいだし」
「そして何より、禁止エリアを思い出して。少し前に私達がいたD-03が指定されていた」
自前の地図を広げ、改めて播磨に説明を加える高野。この一手間が重要なのだ。
「で、あとはE-05とH-03か……なんか囲まれてねえかこれ?」
「そう。今までと違ってランダムに配置したとは考えにくいわ。
私が最後にパソコンで見た時はH-03には複数の人がいたし、今回生まれた囲いの中には私達や一条さん達がいる」
つまり、自分達を禁止エリアによって閉じ込め、お互いを遭遇させて戦いを誘発させようとしている。高野は播磨に結論を伝えた。
更に言えば先程の励ましも戦いを誘発する為の布石だったのだろうが、そこまでは面倒なので播磨には言わないでおいたが。
「まあ、私達が考えるのはここまで。これ以上は議論の無駄よ」
「お、おう。……で、これからどうするんだ?」
「当面は今までと同じように、インカムを使って播磨君に先行して貰いながら進んで、まずはリアカーの跡を探しましょう」
「それはいいが、そんな都合よくリアカーの跡なんてあるのか?」
「この辺は斜面になっているし木も多いわ。いくら一条さんがいても、リアカーごと移動できる場所じゃない。
リアカーを動かすならこのまま道路を進むか、途中で草むらあたりに入っていくとしか考えられないわ」
「……分かった。俺だと見落とすかもしれねえから、そっちでも見てくれ」
播磨が納得した事で、逐一説明した成果を高野は実感した。
これからは相手の位置が完全に分からない以上、今まで以上に慎重に進むしか道は無いのだ。
そして地面や草むらに出来ているであろうほんの僅かな車輪の跡や足跡を探し、そこから一条達の居場所を抑える他無い。
耳元のインカムの位置を微調整し、鉄パイプを握った播磨が出発した。
見送る高野もインカムを軽く触り、そして鎖鎌の使い勝手を確認するのだった。
放送の直前に雪野から起こされた一条は、二人で静かに放送を聞く事にした。
無理にでも移動をした成果か、高野達は自分達が元居た場所に辿り着いてからあまり動けていないらしい。
移動の代償で疲労が著しいが、それでも多少は時間が稼げた。一条はどこか安堵しながら放送を聞いたのだが……
……それなりの時間は眠れたはずなのに、まるで体力の回復が感じられない。
それは放送の内容のせいか、はたまたこの場の雰囲気のせいか。
「ふざけないで……何なんですか、先生達は!?」
雪野の怒声も当たり前だ。今までに比べ明らかに時間が長かった放送は、どれも見事に二人の神経を逆撫でしてくれた。
金が貰えるだろうと楽しげに笑った笹倉。いつものノリで殺し合いを迫った刑部。
ララの名を出した郡山には本気で殺意が芽生えた。バカにしてかかった加藤も許せない。
今更涙を流した谷にも怒り以外の感情が生まれない。これだけの惨劇を招いておいて、本当に今更過ぎる。
そして……姉ヶ崎。こんなふざけた放送の全ての元凶だ。だが、自分達はこんな女の姿を再び見なければならないのだ。
「……パソコンに新機能が追加されますね」
喚き散らすのは体力の無駄と諦め、一条は雪野をなだめた。
そして二人でパソコンの前に座り、機能更新を見守る事にする。
……心なしか、雪野は自分と距離を取って座っている気がした。
『こんばんわー! ひょっとしてもうゲームは終わっちゃったかな?
だとしたら残念だったね。私、今回はすっごく頑張っちゃったから!
ジャッジャーン! 今年の夏に着ようと思ってたビ・キ・ニだよー!』
これ見よがしにピンクのビキニを強調した姉ヶ崎を見て、湧き上がってきたパソコンを叩き壊したい衝動を一条は抑えた。
雪野はまた何やら喚き散らし始めたが、もはや止める気力も無い。ただ黙って機能追加を見守るだけだ。
『今回は……ふっふっふ……そろそろ皆、死んじゃった人達の事を忘れてきてしまってないかな?
そこで今回は懐かしい名前がズラリと並んじゃうこれ! マーダーランキングを追加しちゃうよ!
今までに誰が誰を殺したか、しっかり載ってるからね! 「あ、あの子あいつを殺したんだ」なーんて楽しんでね!
じゃあ、これからも頑張ってね! もしかしたらこれで最後になっちゃうかもしれないけど……
あ、次も私に会いたいからまだゲームを終わらせない、何て考えなくていいよ! 優勝できたら何度でも生で見せてあげるから♪』
腸が煮えくり返るとはこの事か。一昔前流行った巨乳アイドルのポーズを取って消えた姉ヶ崎に対し、一条の怒りは爆発寸前だった。
既に雪野は怒りの閾値を越えており、今にもパソコンに殴りかからんばかりだ。
しかし自分より酷い状態の人間がいれば、まだマシな状態の人間はそれをなだめる事でいくらか落ち着けるものだ。
この場でもそれは変わらず、一条は雪野を抑える事で理性を保つ事が出来る。
「雪野さん、今はまず今後の事を考えませんか? 高野さん達の動きも気になりますし」
「え、ええ……それに、新機能も一度は確認したいですね」
優しく諭したつもりなのに、一瞬雪野から侮蔑の眼差しが向けられた気がしたのは何故だろうか。
ともあれパソコンを操作し、一条はまずは新しく出来たマーダーランキングのアイコンをクリックした。
マーダーランキングの頁は黒地に黄緑色の文字で構成されており、他の機能の頁と比べ異色の存在だった。
シンプルな表の中に、殺人者とその犠牲者の名が並んでおり。殺人者の名は上に来るほど多くの人間を殺している事を示していた。
その中で一条の目に付いたのは、やはりかつての友人達の名だ。
冬木、嵯峨野、東郷……彼らを殺したハリーや城戸は、等しく沢近が葬っていた。
人殺しは罰せられるべき存在。そのスタンスは変わらないが、少しだけ一条に疑問が浮かびかける。
しかし、次に目に付いた斉藤。今鳥の名に始まりララ、天満、そして結城と……彼は、一条の大切な人の多くを奪っていた。
既に死んでいると分かっているとはいえ、たちまちに怒りが湧いてくる。
彼を葬ったのは誰か? その名を探し当てたとき、思わず一条の涙腺は決壊した。
「結城……頑張ったんだね……!」
マーダーランキングに、殺人者として載っていた結城の名前。しかし彼女が殺したのは他でもない、斉藤なのだ。
相討ちとなったのだろう。大勢を殺した最悪の人殺し相手に、きっと彼女なりに精一杯の力を尽くしたのだろう。
足が悪く運動が苦手で、でも頭が良くて、優しくて。昼食の時間の度に見た結城の笑顔が浮かびだす。
一条は大声を上げて泣きたかったが、それは冷ややかにモニターを見つめる雪野に止められる事となった。
「……八雲ちゃん、麻生君を殺してますよ」
今出ている分で涙が止まる。体中の熱気が瞬時に失せていく。八雲が、麻生を殺した?
一条にとっては今鳥と共に過ごした最後の仲間。そんな彼女が、人を殺めたと……
「……沢近さんや三原さんと組んで、人殺しをする気なんじゃないですか?」
「そ、そんな訳ないじゃないですか!」
いつの間にか立場が入れ替わる。立ち上がり、叫び上げる一条を、雪野は座ったまま冷ややかに見上げる。
「じゃあ、どうして沢近さんは合流してから今までに何の連絡もくれなかったんですか?
私達の事、裏切ろうとしてるんじゃないですか? 自分達だけで助かろうとしているんじゃないですか?」
「ち、違います! きっと、何かあったんですよ……ほ、ほら! 麻生さんは、二人も殺してますよ! 花井さん……ま、で……」
力なく座り込み、一条は再びモニターを見つめた。確かに麻生は、サラと花井を殺していた。
一条の中で筋書きが出来上がっていく。花井と八雲がいた場所に、三原と麻生とサラがやって来た。
麻生がサラと花井を殺し、八雲がやむを得ず麻生を殺した……
「……そうですよ。麻生さんは花井さんを殺しました。だから、八雲ちゃんは仕方がなく殺したんです」
「じゃあ、やっぱり八雲ちゃんだって人殺しじゃないですか」
「違いますよ! 八雲ちゃんも私も、今鳥さんから許されているんです!」
「今鳥君? それって一体何を……」
「私と八雲ちゃんは許されるんですよ! 今鳥さんが許してくれるんですよ!?」
パソコンの電源を担うバッテリーが生み出す重低音が、静かな闇の中で響き続ける。
立ち上がって肩で息する一条と、それを見上げる雪野。
やがて雪野が地図を確認しようと声を掛けた事で、この沈黙の時間は終わる事となった。
一条は息苦しさが楽になり安堵したが、その一方で雪野からの視線が更に痛く突き刺さるようになっている事に気付くのだった。
マーダーランキングを消し、マップを開く。先程に比べあまり高野達が移動していないとの雪野の独り言が、一条を安心させた。
「あの二人はこっちに気付くでしょうか?」
「……車輪の跡、しっかり付いてますしね」
雪野と二人、この先を話し合う事にしたが……雪野からは視線を合わせてこない。
ぎこちない。しかし一条はそれでも口を開かねばならないのだ。
「禁止エリアは私達に直接影響がありそうな場所じゃありませんし、残り人数もパソコンで分かるから問題ないですね。
八雲ちゃん達の場所が禁止エリアになってますけど、多分移動すると思いますし」
「あとは、あの二人……」
雪野がモニターを睨みつける。その先には恐らく、高野と播磨の文字が写っているのだろう。
「……播磨君、姉ヶ崎先生にやたら気に入られていたんですね」
今までと違い、意外にも雪野が先に口を開いた。
あえて高野について触れないのは、彼女に対して雪野に何らかの思いがあるからだろうか? とはいえ、一条も応じる事にする。
「そうですね。放送でも応援されていましたね」
「皆は播磨君の為にさっさと死んで、ね……!」
再び雪野の呼吸が乱れだす。だが、それは一条すら同じになりつつあった。
度重なる雪野の叫び声に、知らず知らずのうちに乱されていく自身の心。一条はそれに気付かずにいたのだ。
「……あの人、ひょっとして先生公認の人殺しなんじゃないですか!?」
「じゃああのパソコンの格好も、播磨さんの為……?」
止まらない。播磨への、教師達への怒りが。
歯止めの利かぬ己の心は、その中でも矛先を求めていた心は、いつしか播磨を最悪の殺人鬼へと仕立て上げていった。
「……どうしましょうか。あの二人、いつかこっちに気付くかもしれませんよ」
車輪の跡、そしてバッテリーの音……確かに、殺人鬼達にこの場が気付かれない保障はない。
かと言って今から移動する気力も体力も無いし、移動速度を考えればそれこそ無謀だ。
リアカーを引いている所で攻撃を受けるなど、危険極まりないのだから。
「……やっぱり、ここで戦いましょう」
一条はリアカーからショットガンを取り出した。その眼光は、今までに増して鋭い。
「地図であの二人がこちらに近づいてきていると分かったら、近くに隠れて二人を撃ちましょう。雪野さんも、何か武器を持って……」
「え、ええ」
一瞬躊躇いかけたが、雪野は薙刀を手に取った。
スカートのポケットには高野の銃を挟んでいるし、最悪襲われても対処は出来るだろう。
この中で数少ない、人殺しをしていない雪野。一条にとって守るべき立場である事は、たとえ目を合わせて貰えなくても変わらない。
15分ごとにしか更新されないマップに苛立ちを覚えながらも、一条と雪野はそれを見守るだけだった。
やがて次に更新され、八雲達の位置がやや北に移動し、肝心の高野と播磨の位置はやや南に移動する。
地図だけで見ればかなり自分達の位置と近い物があり、否応なしに二人は緊張を強いられる。
不安定な心が、それゆえ数々の思考の矛盾にすら気付かぬ二人は、とりあえずもう少し近づいてきたら行動しようと確認する程度に止まった。
具体的な行動は考えない。考える余裕も無い。
一条が起きてからまだ1時間も経っていないというのに、彼女の頭の中に入ってきた数々の情報は、あまりに大きく強烈過ぎたのだった。
先行していた播磨から連絡が入り、高野は早足で彼の元へ向かった。
草の一部にへこみがある、車輪の跡ではないか――待ちに待った情報に、自然と足は早まっていく。
月明かりに播磨を確認すれば、その先には確かに車輪の跡が残っている。
道路伝いにホテル跡へ行った可能性も高野は考えていたが、どうやらこの先の……森とも平原とも分からぬ場所へ向かったらしい。
「フェイクとは考えにくいわね。人数が二人だけしかいないし……やっぱり、この先にいる可能性が高いわ」
「んじゃ、さっさと行くか」
「……一つ確認したいんだけど、いい?」
「あ?」
こんな時に話しかけるなと言いたげに播磨が振り返ったが、別段気にせず高野は続ける。
「播磨君は、二人に会ってどうするの?」
「そりゃ、このゲームをぶっ壊す為に協力させる」
「殺さないのね。でも、あの二人はあなたを敵だと認識している可能性が高いって言わなかった?」
「んな事関係ねえだろ」
「……私の事は守るんでしょう」
「おう、男に二言はねえ」
「じゃあ、あの二人が殺したがっている私が撃たれそうになったら、あなたはあの二人を殺して守ってくれるの?」
そこで、彼は止まった。この島において、思考の矛盾を突ける存在は最早数少ない物である。
そんな中で高野の放った一言は、これまで何度と無く矛盾を繰り返してきた播磨をかなり苦しめているようだった。
「もう一度だけ言っておくけど、あの二人はきっとあなたを受け入れないわ。それどころか問答無用で撃ってくるかもしれない。
それは私と居たからだし、今も一緒よ。もし今私を殺してこの首を持っていっても、もう変わらないかもしれないわね」
躊躇い無く追い討ちをかけたお陰で、完全に播磨は沈黙してしまった。
半端に動かれて自滅される前に、一度気持ちを整理させておく。それが高野の判断なのだ。
「……あの二人がいる限り、パソコンは使えない。それではあなたの望みも叶わない。
そしてもう一度思い出して欲しいんだけど……あなたは何の為にゲームを壊したいの?」
こう言っておけば、きっと彼の頭の中には、笑顔の天満が現れている事だろう。
ぽかんと口を開けたサングラスのない播磨を見つめながら、高野は一人この先を考える。
……パソコンの15分のタイムラグを考えれば、次の更新後に走れば相手に奇襲をかける事が可能だ。
おおよその更新時間は把握してあるので、それは十分に実行可能ではある。
ただ、この場から一条達のいるであろう場所までどの位の距離があるか、全く掴めていないのは問題だった。
もしも全速力で行っても間に合わなければ、地図で自分達が一気に接近した事が悟られ警戒する時間を与える事になる。
その辺の行動については慎重に考慮すべきだろう。
「……分かったぜ、高野。とりあえず行くぞ」
鉄パイプをしっかりと握りしめ、播磨の顔つきがいつもの物に戻った。
その鉄パイプで何をしたいのか、それは高野には分からない。
少なくともそれが振るわれる対象が自分ではない事だけは確かなので、特に何も言わずに自分も鎖鎌を握り直しておく。
元より播磨と行動を共にしたのはこの時の為だ。
彼を積極的な人殺しとして御す事が出来ればそれが一番だったが、現状でも十分使える存在には違いない。
何せショットガンや拳銃を持ち、更に若干のタイムラグがあれどこちらの位置まで把握できる相手だ。
一人ではどこまで太刀打ちできるかすら不明なのだから。
高野は、そして恐らく播磨も何らかの決意を固め、二人はしばらく歩いたアスファルトの道路に別れを告げた。
【午後:0〜1時】
【播磨拳児】
【現在地:E-03南部(F-03との境界)】
[状態]:疲労(精神面は多少持ち直している)。返り血にまみれている。
[道具]:支給品一式(食料4,水2)、鉄パイプ、インカム親機、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)
山の植物図鑑(食用・毒・薬などの効能が記載)、さくらんぼメモ、烏丸のマンガ
[行動方針]:生き残りを協力させてゲームを潰す、生き残ってマンガを描き続ける
車輪の跡を追い一条・雪野の場所へ向かい、そして……
[備考]:サングラスを外しています。高野を殺人者と認識しています。ゲームの目的を知りたがっています。
【高野晶】
【現在地:E-03南部(F-03との境界)】
[状態]:少し疲労(精神面は多少持ち直している)。臨戦態勢。
[道具]:支給品一式(食料0)、鎖鎌、薙刀の鞘袋(蛇入り)、インカム子機
雑誌(ヤングジンガマ)、ブラックジャック×2(岡の靴下でつくられた鈍器。臭い)
[行動方針] :まずは車輪の跡を追い一条達の居場所を抑え、これを襲撃
[最終方針] :全員を殺し、全てを忘れない。反主催の妨害。出来れば教師達にも罰を与えたい。 ゲームの目的を知りたがっています。
【一条かれん】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労大、極度の精神不安定状態。人殺し(特に播磨)、教師達に憎悪。
[道具]:支給品一式(食料5、水1)、ショットガン(スパス15)/弾数:4発、東郷のメモ
[行動方針]:1.高野、播磨の襲撃に備える。 2.人殺しを罰する。 3.教師達も罰する。
[最終方針]:生きる。何があったとしても。
[備考]:自分なりの正義の下に動く。播磨が教師達に優遇され人殺しを行っていると思っています。
【雪野美奈】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労大、極度の精神不安定状態。高野への依存と憎悪が入り乱れる。播磨に憎悪。一条を始め人殺し全員に怒り。
[道具]:支給品一式(食料6、水1)、シグ・ザウエルP226(AT拳銃/残弾15発)、薙刀
雑誌(週刊少年ジンガマ)、パソコン(フラッシュメモリ、バッテリー付き)
[行動方針] :人殺しは嫌。
[備考]:播磨が教師達に優遇され人殺しを行っていると思っています。
【共通:盗聴器に気付いています。】
※日本刀、ドラグノフ狙撃銃/弾数9発、工具セット(バール、木槌、他数種類の基本的な工具あり) はリアカーにあります。
リアカーは一条・雪野の傍にあります。
リアカーにあった雑貨品(スコップ、バケツ、その他使えそうな物)はE-03南部に放置してあります。
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