奇襲
『ふ……ふざけないでよっ!』
『何が励ましだ……ふざけんな!」』
『ふざけないで……何なんですか、先生達は!?』
放送を終えた直後から車内の無線機は生徒達の絶叫を続け様に吐き出し始めた。
盗聴はもはや生徒にも知られている、この罵声は自分達が聞いているのが解っていて叫んでるに違いない。
入り混じって流れる教え子達の声を学校に残った連中はどう聞いているのかと刑部はふと思う。
「あちゃー、あの子達随分怒っちゃいましたね」
音量を絞りながら笹倉が苦笑いを浮かべた。
高野と八雲は冷ややかというか特に気にも止めてないらしく一向に叫び声が聞こえない。
その二人を別とすれば意外にも播磨が最も早く立ち直り、高野に窘められた後はすぐさま相談を始めたらしい。
しかし他の女子はよほど頭に血が上っているのか不機嫌な声は止む気配が無い。
特にキンキンした声で罵声の乱れ撃ちをしている沢近には二人も辟易するしかなかった。
「ま、それでこそ励ました甲斐があったというものだ。我々は憎まれ役でちょうどいい」
「ですね、元気になってくれたので良しとしましょう」
表情を崩すことなく刑部が言い、笹倉もそれに相槌を打つ。
どの道、今更生徒達の機嫌を取っても意味が無い。
今回の放送が無くとも、もはや自分達への印象は最悪以下という事は二人共認識していた。
放送で流れた谷の泣き声も神経を逆撫でするものでしかないだろう。
「……で、これからどうするんだ?」
刑部はコキコキと運転席で体を解す笹倉へと問う。
騒いでいた沢近も八雲に宥められた様で車内は何時の間にか静寂を取り戻していた。
足元を見れば大量のパンと荷物で膨らんだリュックが置いてある。
あの後、三叉路でコーヒーブレイクを終えた二人は当初の予定通り海岸沿いの道を進んで放置された支給品を集めたのだった。
最も、弾の無いモスバーグM500や説明書無しではゴミとしか見えない破損した防弾傘はそのまま拾わなかった。
さすがに弾丸まで補充するのはゲームの前提を狂わせる。
それでも弾丸が十分に残っているAR15だけでも相当な戦力には違いない。
刑部は自分の希望通りに事が進んだ事に一安心したのだがその後が問題だった。
真っ直ぐ海岸沿いの道を進めば八雲達と不必要な接触をしてしまうという事で
山に向かう遠回りのルートを選択したのはいいものの、これなら放送前に着けるなと刑部が思った途端に軍用車が停まる。
「う〜ん、やっぱり眠いですね。という訳で先輩、ここで一休みしまょう!」
「……」
言うが早いか笹倉はシートを倒して横になってしまった。
ここまであからさまにされると怒る気にもなれない。
ひょっとしたらただ眠りたいから外出を志願したのか?とさえ勘繰りたくなる。
確かに車でも管理室よりは多少マシな睡眠が確保できるだろう。
釈然としないものを感じながらも刑部は自らのシートを傾けた。
運転を代わったところで奪還にはどうしても笹倉の協力が必要になる。
なら仕方ないという事で眠らないまでも横になる事にしたのだった。
途中放送についての指示が入ったりもしたが、それでも二人の眠気は出発時よりもかなり改善する事が出来た。
以上がこれまでの経緯だった。
また一眠りする、などと言い出さないかと思いながら笹倉の返答を待つ。
刑部としてはせっかく回収した物を持ってゆくのならば早い方が良かった。
しかし状況はあまり動いてない。
肝心の首輪番号は八雲と接触した沢近が眠った為に一条達には伝わっておらず、
起きた今でも移動を優先したらしく無線機から聞こえてくるのは荒い呼吸が殆どだ。
播磨、高野と一条、雪野の距離は縮まりつつあるがこちらもどう転ぶかは解らない。
刑部自身、決着が付くまで待つべきかと判断を迷っていたのだが意外にも笹倉は移動を提案した。
「何を言っているんですか、放送も無事終わりましたし眠気も取れました。これ以上動かなければサボってると思われますよ?」
では今までの行動は何だ、と口に出かかったが喉元で止める。
「まさか、今回の放送の事を知ってて待っていたのか?」
刑部は念の為に尋ねた。
姉ヶ崎の独断に思われた今回の放送内容を笹倉が事前に知っていてその為に、と一瞬考えたが
わざわざ生徒を煽って行動を起こすその理由がわからない。
そして答えは「さあ、どうでしょうね?」とあっさりはぐらかされてしまう。
「……わかった」
これ以上聞いても無駄と判断し、刑部はこの話を打ち切る。
考え過ぎかもしれない、単純に休憩か気分転換がしたかっただけなのかと思った途端に軍用車が急発進した。
大出力エンジンが装甲に覆われた車体を加速させ、刑部の体をシートへと押し付ける。
法定速度などどこ吹く風、笹倉は愛車でいつもやっているようにエンジンに唸りを上げさせた。
しかし生徒達に見えない様に無灯火での走行である。
暗視装置の映像がスクリーンとなったフロントガラスに投影され、笹倉に充分な視界を与えているのだ。
ここに来てパソコンとの距離は急激に縮まり始めた。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
闇の森を一組の男女が走り抜けてゆく。
月明かりが無いだけでこうも違うのかと二人は思った。
頭上は枝葉に閉ざされ、星の瞬きも僅かな隙間からしか見えない。
ましてやリヤカーが通った跡などよくよく注意しなければすぐ見失ってしまいそうになる。
「こっちよ、播磨君」
それでも高野は迷わない。
リヤカーを引いて行く以上、行動はかなり限定される。
木々の間が広がっており、起伏もなだらかで通り易い地形を辿ればまず間違いは無いと判断する。
案の定、不自然に草が踏み潰された跡や折れ曲がった枝が所々に目に付いて自信を確信へと変化させた。
―――二人は間違いなくこの先に居る
播磨もそう感じたのだろう、張り詰める気配が高野へと伝わってくる。
しかし問題はその距離だ。
これ以上不用意に進めばいきなり撃たれかねない。
「播磨君、ここからは左右に散るわ」
播磨にも言いたい事が伝わったのだろう。
リヤカーの通り道をそのまま辿らずに高野がその左側、播磨が右側へと距離を取って二手に分かれる。
二人の間を密生した木が隔てるが既に播磨もリヤカーの進路を把握しており迷う心配は無いはずだ。
『高野!おい聞いてるか!』
突如身に付けたインカムから播磨の声が発せられた。
「聞いてるわ、何よ?」
不機嫌そうな声で高野は返答する。
用があるならもっと早く言いなさいと僅かに苛立つ。
『さっき俺に聞いたあの質問をするぜ、お前はあの二人に会ったら殺すのか?』
一瞬言葉に詰まったがすぐに答を返す。
「そうよ、殺すわ」
高野には確信があった、こう言っても播磨は今ここで止めようとはしない。
そのつもりならばもっと早くに言い出して約束させているだろう。
もとよりそんなものは守るつもりは無いのだが。
『やっぱりかよ、どうせお前はそう言うと思っていたぜ』
「改心したから殺さない、なんて言ったら信じたの?」
『まさか、俺もそこまで馬鹿じゃねえ』
「なら見逃してくれる? 直ぐには殺さないであげるわよ」
そんな事を喋りながら高野はいい傾向だと思った。
播磨は既に愛理に協力してハリー殺しに加担していると西本から聞いている。
つまり障害となる人物を殺す事を一度は認めているのである。
だからこれは確認だ、あの二人があくまで妨げになるのなら排除もやむを得ないという事の。
『二人が協力するのなら文句ねえだろう? まずは俺が説得する』
「わかった、任せるわ」
それは逆に言えば協力が得られなければ自分の行いを認めると高野は解釈した。
例え二人が播磨を受け入れて自分を排除しようとしても今度は播磨が庇うだろう。
ここまでは順調に動いている。
だが高野には教師達の動きが気になった。
メモリの事を伝えてから既に数時間が経過しているが道路を通っている間、後ろから車一台来なかったのが気になった。
放送でも六人全員が揃っていたし、まさかこのまま脱出の芽を放置するのだろうか。
冗談では無い、希望というの名の絶望もそれを生み出した教師達も許せない。
―――何をしてらっしゃるのですか、あなた方は?
改めて苛立ちが募る。
なら、と高野は決意する。
―――いいでしょう、誰もやらないのでしたら私が罰を与えます
忘れないと決めた思い出には教師達も数多く関わっている。
だからこそ高野は彼らを許せない。
優勝し、そして必ず全員を殺す。
高野は新たな目標を胸に刻んで闇の奥へとさらに一歩を踏み出した。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
神経が張り詰め、ショットガンを握る掌が汗でじっとりと湿る。
風だろうか、時折枝葉がざわめく度に一条は慌てて銃をそちらへと向け、雪野は思わず身を引いてしまう。
圧倒的有利な武器を持っているにも関わらず二人の心は過度の負担に軋んでゆく。
殺人鬼と思い込んでいる二人が自分達を襲いに来るかもしれない恐怖。
信頼し、憧れていた人に裏切られた怒り。
連絡を寄越さない仲間への苛立ち。
そして汚れてゆく自分に対する不安といった様々に渦巻く負の感情に加え、普段の生活なら決して入る事の無い闇夜の森の奥深く。
圧倒的に悪い環境が揃い過ぎていた。
このまま高野達が通り過ぎたとしても心身への負担だけで二人は倒れるかもしれない。
「来るなら早く来てください!気付かないならさっさと行って!」
地図の更新を待つ間に苛立ちでそんな言葉が口に出る。
状況を判断できないストレスは手元の草を引きちぎって紛らわせようとしたが収まらない。
リヤカーを引いてきた方向に銃口を向けながら一条はひたすら闇へと目を凝らし続ける。
今の一条と雪野の顔を他人が見たらその変貌ぶりに驚くかもしれない。
疲労が色濃いにも関わらずその眼光だけが鋭く輝いていた。
麻生が陥ったのと同じ状況に彼女達も入りかけていた。
そろそろ更新されるはずだと二人がパソコンに注目したその直後だった。
警戒していた方向からガサガサと草を掻き分ける音が聞こえ、思わず雪野は飛び上がる。
風でも小動物でも無い事は音の大きさで解った。
「やっぱり来たんですね!人殺し達が!」
地図の確認を中止し、素早く身を潜める。
息を殺してそのまま待つとサングラスを外した播磨の姿が現れた。
距離はあるが広範囲に弾丸が散らばるショットガンなら問題は無い。
何より手に持っている鉄パイプを見て「播磨は殺人鬼」という考えがより確かなものになる。
躊躇わずに引き金を引こうとしたその直前、播磨がこちらを向いて目が合った。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
考えるより先に体が動いた。
今までの喧嘩の経験が役立ったのかもしれねえ、一条の目を見てこれはヤバイってわかっちまった。
けどそう思った時に俺は何時の間にか地面を蹴って木の後ろに飛び込んでたんだ。
次の瞬間一条が俺を撃った。
威嚇じゃねえ、本気と書いてマジで俺を狙ってきた。
枝が吹っ飛び、リュックが引き裂かれて西本から貰った植物図鑑が紙吹雪になっちまった。
反応が遅れたら間違いなく俺は穴だらけになっていただろう。
「撃つな!俺はお前らを殺す気は無ぇ!」
俺は声を張り上げてとにかく一条の奴を落ち着かせようとした。
ゲームを潰すにはメモリが必要だ、協力しようって呼びかけたんだが返って来たのはまた銃声だった。
体をヨガみたいに曲げて無かったら絶対当たってたぜ?
畜生、あいつ等お嬢みたいに人の言う事を聞きやしねえ!
何でわかんねぇんだ!
俺がお前らに何かしたのかよ!
(いい?一条さん達が持っているショットガンの残弾は四発、狙撃銃は九発、拳銃は十五発、これをよく覚えていて)
高野が言っていた事を思い出す。
糞、まだたっぷり残ってやがるんじゃないかよ!
手を上げて出て行った所で無理なのはいくら俺でも解ってる。
「だーかーらー! 俺はお前達も助けたいんだよ! ちゃんと話を聞け!」
「人殺しが何を言ってるんですか! 騙そうってそうはいきません!」
「何偉そうなこと……順子の事を助けられなかったくせに!」
自慢じゃないが昔からボコッた相手の恨み言は聞き慣れている。
だから解るぜ、二人共俺を本気で憎んでいるってな。
簡単にいくとは最初から思って無かったがあいつらこんな奴だったか!?
一条の奴と会うのはゲームが始まってから初めてで雪野って女は確か二度目だ。
その時どんな顔してたのか覚えちゃいねえがあんな幽霊みたいな表情は絶対してなかった。
「アイツらも……なのかよ」
つい愚痴を言っちまう。
この島に来てからおかしくなった奴を俺は何人も見てきた。
キレたお嬢にはボコられたり銃を向けられるわ、ハリーの奴に襲われるわ、顔も知らねぇ二人組にも殺されかけた。
高野の奴も平気で人を殺してやがった。
……いや、俺だってメモを見る前はおかしくなっていたじゃねえか。
お嬢がやらなけりゃハリーは俺が殺してた。
烏丸のヤロウと会った時もマジで殺るつもりだった。
そう思うとあの二人がおかしくなるのは不思議でも何でも無いのかもな。
しかし今のアイツ等が素直にメモを読んではくれねえだろう
天満ちゃん、どうすりゃいいんだ……
そのまま隠れていると一条が隠れていた茂みを飛び出してきやがった。
周り込んで俺を撃つつもりなのかよ。
俺も素早く別の木の後ろに隠れながらある事に気が付いた。
―――そういや高野の奴は何処に居るんだ?
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
高野は息苦しさを我慢して全力疾走を続けていた。
既に播磨と一条が接触したのだろう、背後からは銃声とさかんに説得する播磨の大声が聞こえる。
しかし予想通り二人は聞く耳を持たないらしい、だからこそ都合がいい。
あの様子なら二人の注意は暫く播磨一人に向かうだろう。
それで充分だ。
勢いのまま藪を乗り越えて樹木を避け、岩を飛び越して狙い通りの進路を描く。
邪魔な枝葉は鎌で薙ぎ払ってでも強引に進む。
すると見えた。
高野の視線の先に存在するのは薙刀を持っていながら叫ぶだけで何もしようとはしない雪野の背中。
一条は播磨を狙おうとして雪野よりずっと先に進んでいた。
二人共正面に集中する余り、背後への警戒は完全に意識の外だった。
これが高野の狙った事。
正面の播磨を囮にして大きく迂回、そして背後からの奇襲。
音は三人が発する説得や怒声、銃声で隠されていた。
高野は雪野との距離を急速に縮める。
すると足音に気付いたのか雪野が振り向きかけるものの手遅れだ。
背中から取り押さえて素早く首筋に鎌を押し当てる。
「痛っ! 痛い!」
暴れようした雪野の首に血が滲む。
このまま動けば自ら傷付いてしまう事をいやがうえにも解らせられて薙刀を取り落とす。
高野は素早く腕を捻りあげると雪野がさらに悲鳴を上げる。
その騒ぎ声を聞き付けて一条もようやく高野の存在に気が付いた。
慌ててショットガンを向けるがその先には怯える雪野が高野の盾となって邪魔をする。
雪野は一条にとって守るべき存在、それ故に引き金は引けなかった。
「……卑怯、卑怯者ですね!」
ショットガンを二人に向けたまま賭け付けた一条が罵る。
「あらそう? 誉め言葉と受け取っておくわ」
ベタな悪人の行動そのままな自分と一条が口にしたお約束の台詞につい自嘲気味の笑みをこぼす。
しかし一条にはそれが気に障ったらしく一層眉を吊り上げた。
余計な会話など必要無い、高野は左手を雪野の腕から離してそのスカートからシグ・ザウエルを引き抜いた。
体を密着させている間に挟んであった銃の存在を把握していたのである。
右手は鎌を雪野の首筋に押し当てたままセイフティを解除して躊躇い無く一条へと向ける。
「止めろ高野!」
その時だった、もっとも遠くに居て対応が遅れた播磨が高野を制止させようと叫ぶ。
もちろん高野にそのつもりは無かった。
引き金が引かれて甲高い音が森の中を突き抜けた。
「ちっ!」
結論から言えば高野の射撃は失敗した。
確かに発射された弾丸は一条に命中したが肩の肉を抉った程度で致命傷には成り得ない。
もう一度撃とうとしても既に一条は樹木の影へと逃げ込んでしまった。
セイフティを解除する僅かな手間が一条に逃走の時間を与え、
利き腕ではない左手での急いだ射撃だったが為に狙いが大分外れてしまったのだ。
さらに弾の節約の為に単発モードにしていた事も災いした。
フルオートか三点バーストであればより有効な射撃が出来ただろう。
しかしこれで形勢は逆転した。
雪野を人質に取っている限り一条は自分に手を出せない。
播磨ももはや用済みだ、ここで自分の邪魔をするのならば今殺してもいいだろう。
銃がある今ならばそれも容易な事だ。
「貴方はその後ね……雪野さん」
機嫌取りをしていた頃の猫撫で声を耳元で囁くと雪野の体がビクッと震えた。
制服越しにその動揺が伝わると高野は自分の優位性を確認して満足する。
しかし、その高野にも迫りつつある新たな存在の事は気付いていなかった。
それは高野だけではなく播磨や一条も知らない事。
嵐の前の静けさなのだろうか、空気は一層張り詰めてゆく。
播磨が求めていた希望とは全く別のものが今この場を満たしていた。
【午後:0〜1時】
【播磨拳児】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労。返り血にまみれている。
[道具]:支給品一式(食料4,水2)、鉄パイプ、インカム親機、黒曜石のナイフ3本、UCRB1(サバイバルナイフ)
さくらんぼメモ、烏丸のマンガ
[行動方針]:ゲームを潰す為に生き残りを協力させたいが、この場をどうする?
[最終方針]:生き残ってマンガを描き続ける。
[備考]:サングラスを外しています。高野を殺人者と認識しています。ゲームの目的を知りたがっています。リュックの一部が破損してます。
【高野晶】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労。
[道具]:支給品一式(食料0)、シグ・ザウエルP226(AT拳銃/残弾14発)、鎖鎌、薙刀の鞘袋(蛇入り)、インカム子機
雑誌(ヤングジンガマ)、ブラックジャック×2(岡の靴下でつくられた鈍器。臭い)
[行動方針] :一条を殺し、次に雪野を殺す。邪魔をするなら播磨も殺害する。
[最終方針] :全員を殺し、全てを忘れない。反主催の妨害。教師達にも罰を与える。 ゲームの目的を知りたがっています。
【一条かれん】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労大、肩を負傷、極度の精神不安定状態。人殺し(特に播磨)、教師達に憎悪。
[道具]:支給品一式(食料5、水1)、ショットガン(スパス15)/弾数:2発、東郷のメモ
[行動方針]:1.高野、播磨を罰する。 2.雪野を助ける。 3.教師達も罰する。
[最終方針]:生きる。何があったとしても。
[備考]:自分なりの正義の下に動く。播磨が教師達に優遇され人殺しを行っていると思っています。
【雪野美奈】
【現在地:F-03北部】
[状態]:疲労大、首筋に切り傷、極度の精神不安定状態。高野への依存と憎悪が入り乱れる。播磨に憎悪。一条を始め人殺し全員に怒り。
[道具]:支給品一式(食料6、水1)
雑誌(週刊少年ジンガマ)、パソコン(フラッシュメモリ、バッテリー付き)
[行動方針] :人殺しは嫌。
[備考]:播磨が教師達に優遇され人殺しを行っていると思っています。
【共通:盗聴器に気付いています。】
※日本刀、ドラグノフ狙撃銃/弾数9発、工具セット(バール、木槌、他数種類の基本的な工具あり) はリアカーにあります。
リアカーは高野・雪野の傍にあります。
薙刀は高野・雪野の側に落ちています。
【午後:0〜1時】
【笹倉葉子】
【現在位置:F-04】
[状態]:眠気は改善
[道具]:リボルバー(S&W M686Plus)/弾数 6発、.357マグナム弾20発
[行動方針]:パソコンの元へ向かう。
[最終方針]:ノートパソコンかフラッシュメモリの奪取/破壊
[備考]:なし
【刑部絃子】
【現在位置:F-04】
[状態]:眠気は改善
[道具]:自動式拳銃(ワルサーP99)/弾数 16発、9mmパラベラム弾15発入りダブルカラムマガジン1つ
[行動方針]:パソコンの元へ向かう。
[最終方針]:ノートパソコンかフラッシュメモリの奪取/破壊
[備考]:なし
軍用車(詳細不明)には、二人分の様々な荷物、そして島の南部で回収した以下の品を積んでいます。
支給品一式(食料16、水4) 殺虫スプレー(450ml) ロウソク×3 マッチ一箱 突撃ライフル(コルト AR15)/弾数:38発
スタンガン(残り使用回数2回) キャンピングライト(弱で残り2〜3時間) 診療所の薬類
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