無題






クマッタは知恵、というより悪知恵の回る男であった
不用意に動けば危険が増すし、体力の消耗も激しくなる
それよりは第三者同士に争わせて漁夫の利を得ようと考えていた

ことによると…
話の運び次第で手駒を作れるかもしれない
まあ、最後にはオサラバしなければならない手駒だが…

そんな考えを巡らしていた



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