出発まで
BR法
優良なる三戦住人にとって、乱立するコテ達は、既に害悪以外の何者でもなかった
そこで、偉い人は考えました。バ ト ル ロ ワ イ ヤ ル !
害悪なる三戦コテをここに隔離して殺し合いをさせましょう。
ひょーりみ「ううん…眠みぃ(周りを見渡し)…あん?何だここは俺は修学旅行のバスに乗ってた筈なんだが…」
ひょーりみは首に違和感を感じ手を首筋に当てる
「あ?首輪か?」
改めて周りを冷静に見渡すと、どうやら廃校の一室のようだ
室内にいるのは皆、三戦B組の奴等ばかりで、やはり首輪を付けて眠り込んでいる
ふと視線を感じ、教壇へ視線を向けると、小柄なロン毛のオッサンがこちらを見ていた。
ひょーりみ「誰だアイツは…」
と、躊躇している内に、周りのクラスメートが目を覚まし周りをみはじめた。
学年主任の教師・奇矯屋が現れた
「貴様らには殺し合いをしてもらう」
一瞬の沈黙
誰もが、男の言葉の意味がわからなかった
「殺し合い」…?
およそ自分の生活とはかけ離れた他人ごとだ
いや、そうだと思っていた
不安げに顔を見合わせるコテ達
すぐにザワザワと声が起こった
ロコブディア「まじかよ・・・・」
ロコモティブ「なに・・・」
ロコ皇帝2人組は動揺していた
だが二人のみではない
アダルト、備州屋、神ツコツたちも動揺していた
しかし、今だ半信半疑のコテ達に冷厳に現実が叩きつけられる
突然の銃声
見れば、奇矯屋が己の腹部を押さえている
そこからは赤い血がどくどくと流れていた
教師といえど、コテはコテ
生存は許されない
コテたちは、目の前であまりにもあっけなく行われたコテ殺しに
自らの置かれた運命を悟るしかなかった
ロコドール「いったいどうすれば」
ロコブディア「かなりやばいんじゃ」
ロコモティブ「ないか?」
ロコ三人衆は何かを感じていた
これからおきる何かを・・・・・・
氷雪「いやあぁぁーっ!!」
奇矯屋の死の直後
沈黙を切り裂いたのは氷雪の悲鳴だった
氷雪は常々血が好きだと宣い、
クラスメートに気味の悪い思いをさせていたコテである
「あれは何だったんだよ…」
比較的平静を保っていた連中から呆れた声があがる
「し…死んじゃう!」
「私たち死んじゃうのよ!!」
氷雪のヒステリックな声がこだました
「お静かに」
「私の名は無名武将@お腹せっぷく」
「これから、君達に何点か説明すべき事がある」
ロコ常陸四郎「う、うるせえ!!!」
ロコ三郎「無名武将@お腹せっぷく?」
この二人は名門ロコ家の長老である
この二人は考え方が保守的で、学徒出陣以外は自分たち以下と思っている
無名武将@お腹せっぷく「はい!そこの君達静かに」「おーい入っていいぞー」
無名武将@お腹せっぷくが教室の外に呼びかけるなり、武装した多くの名無しが入ってきた。
無名武将@お腹せっぷく「これからルールを説明します。大事な事だから皆静かな」
無名武将@お腹せっぷく「さっきぷらっとが言った通り、君達にちょっと殺し合いをしてもらいます。最後の一人になるまでです」
無名武将@お腹せっぷく「後、期限は3日間です。3日過ぎても生き残りが二人以上いると、君達が付けている首輪が爆発します」
ロコブディア「お、お前ら、何が目的なんだよ!」
ロコ常陸四郎「ロコブディア死ねー!」
ロコブディア「おい、やめるんだ」
はいだらー「おりゃークマッタお前が死ねー!」
クマッタ「知るか、カス返り討ちにしてやるわ」
コテたちが争い始めた
パパパパパパ!
武装した名無し達が一斉に威嚇射撃を始めた。
ナイフ投げが特技だったりするんで、オレは死の間際にその娘の眉間にナイフを投げておこうか。
「オレが殺しちゃ反則だよなぁ・・・」
氷雪死亡【残?名】
奇矯屋ゾンビ化【残?名】
以後奇矯屋は、しぶとく粘着化
コテたちは寿司詰めにされて絶海の孤島に運ばれた
その扱いはさながら家畜のようであった
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