プロとしての自覚
なんだ今のイメージは・・・?
しむけんの残したディパックを手にしたスネークの脳裏にぼんやりと浮かんだ光景
体中に斑点ができ、血を吐いて倒れる人物・・・
それはスネーク本人のように見えた・・・
――毒か・・・――
スネークの長年のプロとしてのカンがそう告げていた。
(一瞬たりとも気を抜くなという事だな・・・)
スネークはそのディパックを川に放り投げて
すぐさまその場を去った。
その目には今まで以上の決意が見て取れた。
ディパックを放り投げた川には無数の魚が浮かんでいた・・・
【「メタルギアソリッド」スネーク 死亡確認→生存】
【残り42人】
不運
(さっきはあぶなかったぜ・・・)
マリオはさきほどの戦いの事を思い出して身震いした。
一瞬とはいえ死を感じさせたあの丸い獣・・・
「この現役で活躍する俺様に傷を負わせやがって・・・」
(とにかく肩の傷をどうにかするか・・・)
そう思ったマリオは近くの川で血を洗い流す事した。
そこがスネークの放り投げたディパックの辺りより川下ということを知らずに・・・
・・・数刻後・・・
川辺に横たわっていたのは一つの屍だった・・・
【「スーパーマリオブラザーズ」マリオ 死亡】
【残り41人】
前話
目次
次話