無題
ゴエモンは山道をひたすら駆け上がっていった。後ろからは狂気の笑みを
浮かべながら追いかけてくる男が一人いる。その手には巨大な鋏が。
ゴエモンは会場を出た後、山へと向かっていた。高いところの方が見渡しもいい何かと有利だからだ。
途中、茂みに隠れつつ、手持ちの2つのバック(隙をみてこっそりぱくった。
どうやったかって?そこはオイラの泥棒としての腕の見せ所さ)
の中身を調べようとしたときだった。突然殺気を感じ飛び出したところ
今までいた場所には巨大な鋏が突き刺さっていたのだ。そしてその横には男が一人。
そして逃げて今に至る。
とうとう山頂ーそこには大きな岩が1つーについたがゴエモンの体力は限界だった。
どうやら相手を倒すしか自分は生きれないようだ。ゴエモンは敵がくる前にと急いでバックの中を見た。
一つ目のバックには食料とともに紙が大量ーどうも別世界の通貨ーのようだ。はずれだ
2つ目のバックにはなんとかつて自分が戦いに使った伝説のキセルー村正のキセルーがあった。
これで戦える。ゴエモンが考えた次の瞬間、ゴエモンはいつのまにか追いついた敵に左腕を切りつかれた!
こう見えても歴戦の勇者をこうもあっさりと斬りつける。ゴエモンは追いかけてきた男に恐怖を持った。
持っていた紙ー札束ーを投げつけその隙に相手から離れるとゴエモンは正面の大きな岩に隠れた。
隠れながらゴエモンはふとあることをを思いついた。それが成功する可能性は低いだろう。
しかし、試さなければ死ぬ!! ゴエモンは実行することにした。
男ーシザーマンーは目の前の大きな岩に少しずつ近づいていった。
シザーマンはこの大会に参加できて喜んでいた。「これで人が切り刻める。」と。
そして始めに見つけた一人の変な男を追いかけてこの山まできたのだ。
自分が切りつけた傷からでた血が岩まで後をつけている。
もうすぐだ。あの男を切り刻める。シザーマンは笑いながら近づいていった。
そのとき、岩からあの男が飛び出してきた!!
そして先程自分に投げつけてきた紙をまた投げてきたのだ。
悪あがきか。そうおもいシザーマンは避けようとしなかった。それが命取りだった。
男の手元から投げられた紙は突然光る黄金の小判に変わるとシザーマンに突き刺さった!!
何十もの気の小判を投げつけられたシザーマンはその衝撃で吹き飛ばされがけから落ちた。
「おいらはお金を小判へと変えることができる。一か八かだったが成功したようだな・・・。」
そう言うとゴエモンは別の道から山を下っていった。
【クロックタワーI シザーマン 生死不明】
【ゴエモンシリーズ ゴエモン 生存】
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