無題
カラテカは黒い機械を握っていた。
その機械が果たして武器かというと、そうは呼べなかったに違いない。
しかし、現在の状況、使いようによっては、銃よりもずっと有効なものだろう。
それに彼は南斗再試拳の使い手でもあった、
どんな奴が現れても負けない自信がある。
なんとしてもマリコ姫を探さなければいけない。
そのとき、機械が反応を示し、前の茂みが揺れると同時に黒い影が飛びだしてきた。
敵が現れることを知っていた彼はそいつより早く臨戦態勢を取った。
そして、礼儀正しく礼をした。
撃たれた。
【カラテカ 死亡】
前話
目次
次話