無題






「プログラムだけで動くのはロボットだ、だがスカポン。お前はロボットじゃない。考えられるから、ロボットではないんだ!」
イーモン博士はそう言っていた。
だが、あのときの博士は博士ではなかった。
研究所でいきなり私に向かって電気ドライバーで襲い掛かってきたのだ!
間一髪のところをワルナッチ博士に助けられ、私は研究所から逃げ出した。
「ハッ!ここはッ!?」
私はよく状況が把握できなかった。
そのときだ!突然空気を切り裂いてレーザーナイフが私の頭をめがけて飛んできたのだ!
私はすかさずローリング・スカで回避を取った。
「避けたか。ロボットの癖に動きが機敏だな」
「お前はアーサーSFC版!」
「もう一人の俺はチャレンジャーを殺したようだが・・・奴は赤パンだ。そのうち殺されるだろう。
だが!俺は違うッ!ジャンプしたら地面から宝箱が出てきて、その中から魔法の鎧が出てきたほど・・・」
私は彼がしゃべり終わる前にコ ン ナ ン イ ラ ヘ ンで彼の頭を貫いた。
しかし!彼は違ったッ!!!
ガシャーンと言う音とともに、鎧が砕け散ったのだ!
何故だ!奴は生きてるッ!
「イデェ-------------!!!鎧を着てたからよかったがよォ-、もし鎧を着てなかったら、俺はFC版と同じように骨になるところだったぜ!」
「せっかくだから言っとくがヨォー、イーモンを狂わせたのは、この 俺だァァァァァ!!!」
「何っ!?!」
「俺がイーモンに言ったんだ。スカポンは現在希少だから、高く売れるぞ、と。研究所の予算が少なくなってるのは予め調べておいたッ!」
「ア------------------------------サァ---------------------------------!貴様!許さんッ!」

「スカポン助けにきたで」
ス「スカポカーン!!お前もお笑いロボに改造してもらったらしいが
まさか助けてくれるとは」
ポ「何ゆうてんねん。戦友やろ?」

ア「まさかまだ仲間がいたとは!?」
ポ「いくで!ローリングスカポカーン(強化版)!!」
何を間違えたのかスカポンの方へ向かうポカーン
ス「な、何すんねんや!!」
ア「仲間割れか。都合がいい。ほっておこう。」
アーサーが振り向いたそのとき
鉄パイプでバントしてる男が目に入った。

「なん…」
言い切る前にアーサーは
島の反対側に飛ばされてしまった!

【アーサー この戦いから離脱】

スカポンに飛んできたはずのポカーンは
飛び越してその男に向かっていった。
男はどちらかというと反射的に
鉄パイプをフルスイングした。
カッキーン!!
運悪くポカーンは海の中に落ちていった。
「しまった防水加工してもらっていれば…」


男の背中を見ると3の数字が
男の名は「ミスタG」そう言わずと知れた
STCLUBの選手で4番の男である。
彼はベンチに戻ったとき眠らされて
ここに来たのである。
そして今もチームメートを探している最中だ。

しかしスカポンはそんなことは知らない。
無謀にもトンデケーを放った。
もちろんそんな攻撃も
場外ホームランものである。
「しゃーない。ローリングスカや!」
「ジャマはするな」
カッキーン!!
スカポンもまたおなじ用に
飛ばされてしまった。

「あいつらのカバンは?」
ポカーンのディバックの中には
金属バットが入っていた。
「これはいい。」

【同じく スカポン 生死不明】
【『萌えプロ』 ミスタG 生存 金属バット装備】
【『ジョイメカファイト』 スカポカーン 溺死】



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