無題






カービィは必死になってそいつらを吸い込んでいた。
スペースファイヤーバードの群に囲まれていたのだ。
その名のとおり全身が炎の敵、しかも大群。吸い込んで処理するにも限界があり、
任天堂ゲーの大先輩と互角に渡り合えるのも最初だけだった。
そして頭上に時限爆弾が投下された。本来ならここで吸い込んだ奴らを
☆にして爆弾を撃墜しなければならなかった。しかし、コレを吸い込もうとする
大失策をカービィは演じてしまった。吸い込む直前に炸裂する時限爆弾。
しかも、その破片の1つしか吸い込めなかった。残る破片の1つの直撃を
受けてしまったのだ。体当たり攻撃で弱らせ、そこに時限爆弾の集中投下。
もはや吸い込んで処理するには物理的にも体力的にも限界だった。
そしてあえなくカービィは丸焼きにされたあげく爆弾の直撃を受け、四散してしまったのであった。
スペースファイヤーバード側にも若干の損害が出たが、余裕の勝利となった・・・・。

【『スペースファイヤーバード』スペースファイヤーバード 50羽中8羽死亡、42羽生存】
【『星のカービィ』カービィ 死亡】



「こいつはラッキーだ、道具を探す手間がはぶけたぜ!」

闇に消えた直後、カービィとスペースファイヤーバードの戦いが始まったため、
爆風をよけながら、戦いの結末を傍観していた。
ファイヤーバードが去った後、シェリフは四散したカービィを集めた。

「デリシャス!」

そして、再び闇に消えた。

【LOW OF THE WEST〜西部の掟〜 保安官 食事終了】
【星のカービィ カービィ 食われた】



「おえっ!」
シェリフは、さきほど食べたカービィを吐き出した。
カービィの肉片はピチピチと動いている。

「生焼けだったか。野生のブタは生きが良いな。
まあ、吐いてスッキリしたことだ。さて、と…」

【LOW OF THE WEST〜西部の掟〜 保安官 移動中】
【星のカービィ カービィ 肉片】



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