無題
僕はある日彼女と歩いていたらいきなり何者かに殺されてしまった…
彼女の父親である博士の頼みを受け霊体のままで活動する事にした
この状態は攻撃を受けることは無いし、人の体に憑依する事も出来る
ただ、長い間霊体で居ると苦しくなってくるけど。
あ、あそこに誰かが居る…よし、ちょっと体を借ります
音も無く(音を立てることなど無理ではあるのだが)彼が近づく、
その刹那辺りに破砕音が響き渡る。
触れる事すら出来ない霊体である彼の体が音と共に削り取られて行く
「そっ、そんな・・・振り向いても居ないのに・・・何が・・・」
彼は最後に彼女の事と、霊体である彼を事も無げに殺した男を思いながら
この世から霧散した。
男は振り返ることなくその場を後にした、手には銃器特有の黒く鈍い光を放っていた
【 ??? 生存 】
【「ファンタズマ」主人公 死亡】
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