無題






「ハァ・・・」
ハガー市長は少々窮屈な大きさの石の上に座り込みながら、
その巨体に相応しくないタメ息を何度ももらしていた。
「一体私は何をしているのだ・・・」
彼は正義の市長としてこの狂ったプログラムを辞めさせる為に
主催者である***氏(仮名)に講義に向かったのだが、逆に罠にハマリ、
[狂ったゲーム]に参加させられたのだった。
「すでに一人やってしまった・・・こんなことでは奴の思うつぼだ!
一体どうすれば!?」
彼はおもむろに立ち上がり、考え込みながらあても無く歩き始めた。
そして・・・

「そして、よほど私は、油断していたのだろう・・・まさか、座っていた石が、
奴だったとは・・・最後に見たのは・・・私を吸い込もうと・・・開けられた・・・
真っ赤な・・・口だった・・・」


【「星のカービィ」カービィ 生存「パイルドライバー会得」】
【「ファイナルファイト」ハガー 死亡】



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