雪乃丞変化






これは与えられた試練だ、と、エスティ・アイン・グラスデンは確信していた。

父たる皇帝アークとよく似た、銀の長髪と碧眼を持つこの女傑は、
天上より照らす丸い月を見上げながら、父とテイルの問答を思い起こす。

父は言った、彼の求めるモノは闘争だと。
そして、その果てに帝国のさらなる躍進があるのだと。

「父上も粋なことをなさる…」
エスティの形の良い口元が、ニィっと三日月形の弧を描く。
それは、まるで野獣の様な凄絶だ獰猛な笑みであった。

彼女が今いるのは、何処とも知れない森の中。
丈の高い木々は頭上を覆い隠し、僅かな月光のみが、
枝葉の合間を縫って地上に降り注いでいた。

その月光に照らされて、妖しい光を放つのは、
彼女の絹糸の様な銀髪と、翠玉(エメラルド)の如き双眸、
そして、古代ローマの最高司令官を思わせる燃えるような深紅のマントであった。
マントの下は、純白のブラウス、やはり赤のフェルト製のチョッキで、
黒いタイツに、牛革のブーツを履いている。
腰にはベルトを巻きつけ、一振りのブロードソードを差している。

彼女の今いるのは、地図上では「7-I」と呼称される場所だったが、
周囲の木々で本来ならば遠くに見えるはずの塔やホテルも見えず、
それを知る術は彼女には無い。

「全く…父上も粋な事をなさる」
彼女は再び一人微笑みながら呟いた。

「“証(あかし)を立てろ”・・・そういう事で御座いますのでしょう、父上?」
エスティは帝国第一皇女にして、次期皇帝の最有力候補と目される女だ。
その彼女を、皇帝自らこのような愚にも付かない殺し合いに放り込むなど、
正しく狂気の沙汰だが、彼女はこれを『粋な計らい』と捉えた。

「証を立てる」、つまり自分が皇帝の椅子を継ぐに足る力量の持ち主だと、
この殺し合いを通じて示して見せろ…彼女は、
自分がこの殺し合いに参加させられた意味をそう解釈していた。

第一皇子である弟レクスや、懐刀であるはずのテイル・D・ブラドーが、
殺し合いの選手名簿に名を連ねているのも、詰まる所…

「皇位は実力で、殺してでも奪い取る…
正しく父上の帝国に相応しい素晴らしい儀式に御座います」

アーク・ヌル・グラスデンは、たった一代、裸一貫で大陸を覆い尽くす帝国を作りあげた。
その道程は正に屍の山、血の大河であり、アークは逆らう者は悉く蹂躙、虐殺した。
帝国黎明期から付き従う古参の家臣、自分の親類すらその例外でなく、
秦の始皇帝、明の洪武帝もかくやと言わんばかりの大粛清を行い、
彼に少しでも翻意を見せた者は悉く頭だけになって城下に並べられた。

そんな血みどろの皇位の継承には、
やはり血みどろの儀式がふさわしい。

『力』によって作られた帝国は、
やはり『力』によってのし上がった者にこそ統治されるべきだ。

故に…

「殺し合い…面白い、面白いですぞ父上。いいでしょう、このエスティ、
見事この殺し合いを勝ち上がり、この私こそ皇位継承者に相応しい事の証を見せようではありませんか!」

彼女は抜剣し、刀身を天に掲げ、月光に晒した。
それは彼女の父に対する宣誓だった。

「ふむ、取り敢えず…手始めに貴様から片付けるとするか」
彼女は、ブロードソードを下ろすと、背後の闇にそう言葉をかけた。

彼女の背後の木々は、一際枝葉が多く、月光すら差し込まぬ完全な闇で、
その内に何があるのかは、目視で知る事は叶わない。
だが、卓越した戦士である彼女は感じていた、確かに闇の内にある人の気配を…

「ほう…気が付いておったか。少しは出来るといった所か…」
物音ひとつ無かった闇の中から、湧き出る様に低い男の声がした。
そして、まるで幽霊のように、一つの朧な人影が、ぬるりと闇より出現したのである。

それは、網代笠を被った、墨染め法衣を着た、痩身で背の高い法師風の男であった。
やや深く大きく作られた網代笠の為、顔は窺えないが、
僅かに黒いなめし革の様な肌をした、長く先の尖った顎を見ることが出来た。
黒い蝙蝠の翼の様な袖からは、右からは白い手甲に包まれた、
やはり油を塗ったような艶を持つ黒色の、長い指をした手が覗いていたが、
左側は厚みの無い袖が、ただぶらりと垂れ下っているだけである。
どうやら隻腕らしい。

「妙な格好をした奴…どこの者だ?」
「妙な格好はお互いさまだろう。しかし銀の髪に碧の眼とは…まるで天女だな」

二人は間を五、六メートルほど開けて対峙した。
エスティの手には抜き身のブロードソードがあるが、
一方の法師風の男は無手であった。

「いやはや…そうそうはおらぬ美女ではないか。味あわずに殺すのちと惜しいな」
「何、殺す?この私をか」
顎で右手を摩り、網代笠でエスティの側からは見えぬ双眸で、
舐め回す様に彼女の体を上から下まで見ていた法師風の男が、ふとそんな言葉を漏らす。
無手で、剣を持った相手に泰然としているのみならず、ふざけた事を言い出した男に、
エスティは眉間に皺を寄せる。

「剣はおろか、何の武器も持っていないようだが…私を殺すと言ったか」
「言うたなぁ」
「女だと思って舐めているのか…だとすれば少し後悔させてから殺してやろうか?」
ズッ、とエスティが一歩間合いを詰める。
「いやいや…腕が立つのは見ればわかる。だがな…」
男は明らかな嘲笑を浮かべながら言った。
「見た所、所詮はお前は武芸者だな。だとすれば俺には勝てんよ」

「その減らず口、死んでも吐けるかぁっ!」
エスティが男へと向けて一足飛び飛び込んだ。
唸りを上げるエスティの豪剣は、横薙ぎに男を襲う。
それは恐るべき俊足の太刀筋であり、
並の武芸者ならこれで足と胴が泣き別れになるだろう。
しかし…

「チイッ!」
左右に走る一撃が切り裂いたのは、
男がエスティの顔めがけ投げつけてきた網代笠であった。
網代笠が二つに分かれ、地面に落下し、その後ろの男の姿が…

…無い

「ッ!」
俄然、エスティは背後へと向けて身を翻させる。
跳躍したのか、果たして男の姿はそこにあったが、

「ッッ!」
エスティの双眸は驚きに見開かれた。

網代笠に無くなり、隠されていた男の顔が明らかになっていた。
なめし革のような艶の黒い肌と、長く尖った顎については上で述べたが、
網代笠の下から出て来たのは僧形にも関わらず総髪の黒い顔である。
いや、総髪と言うよりも蓬髪であった。
硬そうなボサボサに伸びた髪を、後ろの方で細い縄で束ねてはいるが、
束ねきれずに左右の鬢は枝葉のようになっている。
頬骨は出ていて、鼻は筋が通って高い。
ピンと先の跳ねた黒く太い眉をしており、眼は切れ長の三白眼で、黒眼が異様に黒い。
今流行りの優男系の美貌とは程遠い魁偉な容貌だが、
醜いかと問われればそうではなく、野生的、獣的なある種独特の風格がその顔にはあった。

しかし、エスティが驚いたのは、明らかになった男の顔にでは無い。

振り向けば男が『二人』いるという予期せぬ事実に対してある。

何時の間に出現したのか、男の隣に、
そっくりそのまま、男と鏡映しに同じ法師が、男の『分身』が立っていたのである。

「轟(とどろき)幻法・・・逃水ノ法(とうすいのほう)」
男がしゃがれた声で呟く。
エスティには、“どちらの”男が呟いたのかが、どうした訳か判然としなかった。

「どうした小娘・・・かかってこんのか?」
一瞬自失していたエスティだったが、
男がこちらを見てニヤニヤ嘲笑っているのに気が付き、
カッと頬を赤く染め、

「ほざけっ!妖術か何か知らないが…」
再び剣を構え、俊足で二人に増えた男に襲いかかる。

「二人纏めて斬ってくれるっ!」
疾風の如き二連撃!見事エスティの剣は二人の男を両断するが…
二つに斬られた男はさらにそのまま二人となって、
眼前に四人に増えた男が出現したのであるっ!

「ははは、前だけは無いぞ!」

男の哄笑に、エスティが振り返れば、さらに背後に四人の男、
前に四人、後ろに四人、一瞬の内に八人に増えた男に、
エスティは包囲されていた。

「あははは、どうした?斬るのでは無かったのか?ほうれ行くぞっ!」

背後より感じた殺気に、彼女が刃を閃かせれば、
果たして背後に迫っていた男は二つに斬られたが、
さらに二人の男に分裂する。

再び背後に殺気を感じ、横殴りに剣をぶぅんと廻せば、
斬られた男はさらに二つに増える。

気が付けば、十数人の男が、墨染の法衣を棚引かせ乱舞していた。

「どうしたどうした」
「斬らぬか斬らぬか」
「俺はこっちだ」
「いやいやこっちだ」
「どっこいこっちだ」
「俺が本物だ」
「俺はここにいるぞ」
「いや、俺はここだ」
「どうした、突っ立っているだけか」
「立つだけならば案山子にも出来るぞ」
「あ」
「は」
「は」
「は」
「は」
「は」
「は」
「は」
「は」

エスティは眼を血走らせ、歯ぎしりをしていた。
遊ばれている。
ブラドーを除けば帝国随一だと恐れられている武芸者の自分がっ!
怒りと羞恥と屈辱で、彼女の頭脳は沸騰寸前だった。

しかし彼女は為す術をまるで知らなかった。

これは魔法では無い。

魔法が使えない彼女は、
常の武芸で如何に魔法を打ち破るかという研究を重ね、
事実何人もの強力な魔術師を屠ってきている。
しかしこの奇怪な男の奇怪な技は、
大陸に伝わる如何なる魔法とも異なる未知の技術であった。

故に、若くして歴戦の勇士に名を連ねるこの女傑にも、
対処の方策が一切無く、ただこの恐るべき烏天狗の技にただ幻惑される他なかった。

殺気が来た。
ブラフかも知れぬ。しかし振り向かぬ訳にもいかぬ。
バッと体を翻させたエスティだったが、

「・・・・っ!(しまった!)」
背後の男たちは唯陽炎のように揺らめいているだけで、
襲ってくる気配が無い。

(謀られた!)
背後から来るであろう攻撃に対処すべく、エスティは再び身を反転させる。
すぐ背後に、男の一人が迫っていた。
エスティは迫る男に斬りかかろうとするが、

「があっ!」
ここで突如、彼女光は失われた。
振り向いた彼女の美しい碧の双眸に、瞬く間に、
男の“幻”を貫通して飛来した二本の長い針が、
瞼の上から突き立っていたのである。





墨染の法衣の男、秋月雪乃丞は、
眼前で呻くたった今盲目になった美しい少女に嘲笑を送る。

その口には、いつの間にか細長い何かが銜えられていた。

それは楊枝であった。
楊枝、と言っても、爪楊枝では無い。
木枯らし紋次郎が口に銜えているような、
細く長く、そして先が尖っている代物である。

根来忍法“吹き針”

所謂「含み針」の一種で、口に銜えた針や楊枝を、
強烈な息の放出と共に矢の如く標的に飛ばす技である。
根来衆では、ある程度の実力の持ち主なら誰でも使える技だが、
雪乃丞は特にこれが得意で、針によるライフルの如き精密射撃を行う事が出来る。

雪乃丞は改めて少女に眼をやった。
両眼から糸の様な血の筋を流す少女の周囲に、何かが乱舞している。

まるで人形の様な形をした、布切れや紙切れであった。
それが、エスティの周囲を乱舞している。

恐らく、光を失う直前まで、あの少女にはあの布切れ紙切れが、
雪乃丞の分身のように見えていたはずである。

轟幻法“逃水ノ法”

彼が師匠、轟無影斎(とどろき むえいさい)から教わった、
轟幻法の五つの技の一つである。

人の形をした紙切れや布切れを使って、
術者の分身を相手に見せ、「逃げ水」の如く相手を幻惑する技である。

分身を用いて相手を幻惑し、分身の合間から針で狙撃する戦法は、
彼が少数の相手を襲う時によく使う戦法であった。

エスティはこの戦法の術中にまんまと落ちたのである。

(さて…そろそろ仕上げと行くか…)
パチンと指を鳴らすと、乱舞していた「人型」が皆ストンと地面に落ちる。
眼の見えぬ相手にこの幻法は役に立たない。

眼の見えぬ相手にはそれ相応の戦法があるのだ。



(迂闊だった…だが…)
両眼に刺さった針を引き抜いたエスティは、
閉じた双眸より血涙を流しながら、血笑した。

もう自分は目が見えぬ。
しかしそれ故に、

(幻に惑わされる事も無い…)

例え両眼を塞がれても、常の域を超えた達人たる彼女には、
気配で相手の位置を捕捉できる。

両眼があったが故に、かえって正確に捉えられなかった相手の位置が、
今では手に取るように解る。

(調子に乗って私の目を塞いだツケを、その命で払ってもらう…)

慎重に、感覚を研ぎ澄ましながら相手の動きを待つ。

(・・・・・・・・・・・・・・)

無音。
先ほどまで煩いほど響いていた哄笑は最早ない。
ただ、風に梢が揺れる音だけが、時たま響く。

一分か、二分か、はたまた五分か、はたまた十分か、はたまたそれ以上か…

長く淀んだ時が、ぬたりとエスティの周りを過ぎゆく。
そして、

「殺(と)った!」

気配が動いた、殺気が動いた!
その方向へ向けて、体ごとぶつかるようにエスティは飛び込んだ。
敵は確かに間合いの中。
この一閃で仕留める。

恐るべき横薙ぎの一閃が闇を雷光の如く斬り裂き…

「えっ?」

空を切った。

予期せぬ空振り。
一瞬の自失。

その僅かな間隙に、雪乃丞の口より発射された二本の針は、
一本はエスティの喉を貫き、もう一本は口腔を刺し貫いて生命中枢を貫いていた。





「いい太刀筋だったが…おしいのぅ…」
口に楊枝を咥えながら、雪乃丞は地に臥したエスティの死体を見ながら呟いた。
墨染の法衣の、中身の無い左袖に、パックリと斬り込みが入っている。
もし左腕があったなら、大根の如くブツ切りにされていただろう。

「なまじ“見える”から却って間合を誤る…こう言う時だけは獣兵衛に感謝じゃな」
右手で僅かに残った左上腕部を撫でながら、雪乃丞は屈みこみ、
エスティの死体より、ブロードソードと鞘を抜きとると、自身の腰帯に差す。

「南蛮の刀か…勝手が違うが、無いよりましか…
しかし本当に美人じゃな。こう言う所でなければ、
一日かけてゆっくり味わってやるところじゃがのぅ…」
スクっと、立ち上がり、ひょろ長い痩身を鞭のように逸らすと、
雪乃丞は天の月を仰ぎ見た。

「舐めた真似をしおって…首を洗って待っておれ…」
その呟きは、この殺し合いの主催者アークに向けられた物である。
この自負心の強い木曾の幻術師には、
何の断りも無く、殺し合いに参加させられた事が勘にさわったらしい。

「とっとと最後の一人となって…お前の所に行かせてもらう」
雪乃丞は、あのいけすかない皇帝に最短で到達するために、
残りの参加者を鏖殺すべく、墨染の法衣を蝙蝠の羽根の如く翻らせ、
夜の闇に消えて行った。

後には、エスティの死体だけが残された。
エスティ・アイン・グラスデンの野望は、
その道程の最初の最初で、むなしく潰えたのであった。

【エスティ・アイン・グラスデン@ファンタジー的異世界 死亡】
【残り45人】


【一日目・深夜/7-I 森の中央】

【秋月雪乃丞@スチームパンク江戸時代】
【状態】健康
【装備】長楊枝(26/30)、ブロードソード
【道具】支給品一式
【思考】:優勝し、アークを殺す
1:相手を探す
2:獣兵衛は探し出して確実に殺す

※轟幻法の残りの四つの技は、
後の書き手にお任せします。



【名前】エスティ・アイン・グラスデン
【性別】女
【年齢】19歳
【職業】帝国第一皇女、兼軍人(少将)
【身体的特徴】長い銀髪、緑の目(弟と似ている)
【性格】気分屋かつ好戦的、S
【趣味】戦(前線に出れればなおよし)、社交ダンス
【特技】喧嘩、言葉攻め
【経歴】ルナの国を滅ぼした帝国の皇女。
【好きなもの・こと】戦、弟
【苦手なもの・こと】反乱分子、暇
【特殊能力】体術、剣術、槍術は一級品だが魔法の才能は無し
【出身世界】E世界:「ファンタジー的異世界」
【備考】とある帝国の皇女。次期皇帝。
戦いが大好きな困った人。指揮するのも好きだが前線の方が好き。
戦場でなければ「優しそうで明るい女性」で通るが、一度戦い始めると駄目。

【名前】秋月雪乃丞(あきつき ゆきのじょう)
【性別】男
【年齢】27
【職業】根来出身の忍び
【身体的特徴】長く尖った顎、引き締まったなめし皮のような黒い肌、切長の三白眼、肘より先の無い左腕
【性格】執念深く、狡猾
【趣味】色遊び(両刀使い、ただし男は美少年限定)
【特技】根来忍術、鉄砲術、轟幻法
【経歴】根来出身の抜け忍。雇われて獣兵衛を襲うが、左腕を斬り落とされる。
【好きなもの・こと】殺人、色遊び、酒、忍法の探究
【苦手なもの・こと】笠置獣兵衛、醜い奴
【特殊能力】根来忍術、轟幻法(詳細は後述)
【出身世界】スチームパンク江戸時代
【備考】
根来出身の抜け忍。
以前雇われて獣兵衛を襲うが、返り討ちをくらい左腕を失う。
復讐を志し、失われた左腕の不利を補うべく、木曾の山中に隠棲していた
轟無影斎(とどろき むえいさい)に弟子入りし、轟幻法を身に付ける。
現在では『片輪の幻術使い』の異名を取り、獣兵衛をつけ狙う

『轟幻法』
木曾の山中に代々伝わるある種の催眠術。
人型に切った紙や布を使って分身を見せたり、
獣の群れを書いた絵を見せることでそれに襲われる幻覚を相手に見せたりする。



【支給品名】長楊枝
【出身世界】日常系
【外見】細長い楊枝
【効力】先端はかなり鋭く、人を刺し殺すことも可能
【備考】時代劇「木枯し紋次郎」で、紋次郎が咥えている楊枝として有名

【支給品名】ブロードソード
【出身世界】中世系
【外見】サーベルに似た刀身の剣。全長は約80cm
【効力】敵と切り合ったり、すれ違いざまの攻撃に用られる
【備考】ブロードソードとは「幅広の剣」の意。
レイピアのような細剣が未だポピュラーだった時代に、幅広の剣全般を指してこう言われていた。



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