無題
「ウゥ― スパークっ!」
「貧弱、貧弱ゥ!!」
「くっ…」
果敢にもe.go!の女帝・山本に挑んだ彼女ではあったが
今は己の勝ち目のなさを痛感していた。攻撃がまったく通用しないのだ。
いくらなんでも、階級差がありすぎる―――。
「やっぱり百鬼夜行のゲンガーの世界になんて入らないで
エルフで広報やってればよかったのかな…」
そして彼女が最後に見たものは…
山本が召還した、巨大なディボスズメの腹だった。
福永ユミ 力負け
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