無題






「何で私があいつを助けなければならないの!」
「まったくヒロのや―」
長岡志保は後に人の気配を感じ、振り返ってみるとそこには、
人形のような綺麗な瞳でこちらを見つめている少女 月島瑠璃子 がいた

「ちょっとあんた、いきなり人の後ろに立つなんて一体何様のつもり?」
「・・・バイバイ」
「えっ?」
一閃

   首を斬られ、大量の鮮血を撒き散らしながら志保は糸の切れた人形の様に地面に倒れた。 
瑠璃子は返り血も気にせず、志保だったモノにも目をくれず、志保のバックを調べはじめた
「また大当たりかな?」
取り出した物は拳銃
「いけない、いけない早く逃げなきゃ、人がきちゃう」
瑠璃子はそう呟くとその場から立ち去った・・・


【長岡志保 死亡 残り58人】
【月島瑠璃子】所持武器:果物ナイフ・拳銃



前話   目次   次話