すれ違い






(あの子は多分、ライフストリームに干渉出来る)


 あらゆる生物は死によって星の中心に還る。
 死した生命がその時に持っていた知識やエネルギー、通称『精神エネルギー』は星に蓄えられ、常にあらゆる方向に流れている。
 蓄えられた精神エネルギーは、世界全体が栄え再び新しい命を生み出す源となっており、その精神エネルギーの流れは『ライフストリーム』と呼ばれている。


(あの子は古代種じゃないはずなのに、どうやって……ううん、古代種ならこんな真似は絶対にしない、出来ない)


 古代種(セトラ)――古より『星』に暮らしていた者達、そして、その血縁にあたる者達。
 古代種は、「星読み」と称する、星そのものと対話する能力を持っており、地上のあらゆる所に移動しながら星の中心となるライフストリームを導き、星に生きるあらゆる命を栄えさせていた。
 彼女――エアリス・ゲインズブールは、既に滅びたとされていた古代種の末裔である。


(けど、私がここに居るのは、きっとそういう事。だって私は――……)


 ……その胸を凶刃に刺し貫かれ、ライフストリームの中へ“還った”はずだった、殺されたはずだったのだ。
 そんな自分を甦らせた少年は、殺し合い――バトルロワイアルに優勝した者の願いを“なんでも”叶えると言っていた。
 そして、死者である自分を甦らせた彼ならば、願いを叶えるか否かは別として、願いを叶える事は可能なのだとも思う。

 エアリスが確認した名簿の中には、彼女の知る人物――ティファが居た。
 彼女が優勝したのならば、きっと自分と同じ事を願うに違いない。
 ……しかし、ある人物の名前を名簿で発見し、エアリスは最後の一人になる事を決意した。

 その内の一人――セフィロスは、星と人々を憎み……自分を殺した人物。
 彼が優勝したならば、会場に集められた人間の事など気にも留めずに元の世界に帰り、星を砕こうとするだろう。
 むしろ、もっと悲惨な願い事をする可能性もある。

 もう一人の人物の名は――クラウド。

(貴方は……私を生き返らせて欲しいって――あの子にお願いしちゃうかもしれないから)

 無愛想で、そっけなくて、ツンツンしているけれど……本当は優しい人、クラウド。
 エアリスが殺された時、最も悲しみ、後悔した男。
 彼が優勝した時に、自分を甦らせると願うかもしれないとエアリスは思ったのだ。
 だが、そう願ってしまったら、会場に集められてしまった他の人達は……。

(会いたいけれど……会えないよ)

 クラウドに会えば、今の決意が揺らいでしまうかもしれないとエアリスは思っていた。
 そして彼ならば、きっと会場の人間を全て殺すという自分を止めようとするに違いないと確信していた。

  (……けど、これなら大丈夫だよ、ね?)

 古代種の末裔とはいえ、外見上はなんら普通の人間と変わることのない、いや、むしろ美しいと言っても良い彼女は今、緑色の帽子を被り、口ひげを蓄え、青いツナギに身を包んだ中年の男へと姿を変えていた。
 姿を変えたといっても永久的なものではなく、エアリスへ支給された品――ルイージの帽子の効果によるものなのだが、そんな姿の彼女を見て、誰がその男の正体はエアリス・ゲインズブールだと思うだろうか……。

 そんなエアリスの内心を全く知らず、クラウドは目の前の男に接触するかどうか迷っていた。
 本来ならば、この様な状況下でランタンを灯して歩き回るような人物と接触をもつのはあまり得策ではない。
 相手が殺し合いに乗っているのならば、自分の位置を相手に知らせる様にしているのはただの間抜けか、さもなくば余程の実力者。
 そして、この場合は恐らく後者だろうとクラウドは思っていた。
 ランタンの光に照らされているその男は、服越しでもわかる鍛えられた体と、鋭い眼光を放つ瞳をしていた。
 男は全体的に見ると曲線的なシルエットをしているが、クラウドは『ランタンを持った緑色』の生物に苦い思いをさせられた事があった。

(……あの時は、バレットが一瞬で戦闘不能になったからな)

 クラウドは、仲間と共に『ランタンを持った緑色』の生物と戦っていた時の事を思い出していた。
 一見なんの変哲も無い包丁で軽くプスリと刺されただけなのに――……

(……――いや、あの時の事を考えるのはよそう)

 クラウドはかつて見た地獄絵図を頭から振り払い、男を観察する事に集中した。
 見た目からは想像もつかない戦闘力を秘めている者もいるのだ。
 見た目だけで強者とわかる人物に接触するのは危険だとも思うが、クラウドには男とコンタクトを取りたいという思いもあった。

 それは、情報を得るという目的のため。
 地図を確認した際に会場の広さを知り、次はいつ他の参加者に出会えるかがわからないという事から、この機会を逃してしまうのはためらわれた。
 そして、クラウドが先を行く男に接触を取りたいと思う決定的な理由が、

(――あの男なら、何か知っているかもしれない)

 という希望からだった。
 勿論、男が自分の知りたい情報を持っていない可能性もあった。

 だが、もし知っていた場合は?
 それなのに、ここで聞く機会を完全に逃してしまったら? 
 相手が殺し合いに乗っていて、自分に何かあった時に誰が仲間を助ける?

 クラウドは決断する事が出来ずにいた。

(……とりあえず様子を見るか)

 何か動きがあれば、あの人物がどんな人間なのか見極められるだろう。
 先程は不用意に他の参加者に接触をしてしまったが、これからはそんな事は無いように気をつけなくてはならない。
 今度は……失敗するわけにはいかないのだから。

 クラウドはそう思いながら、最も知りたい情報の内の一つである、エアリスその人の追跡を続行していた。

 エアリスはそんな追跡者が居るとは露知らず、会場に居る人間を全て殺すため、人の集まるだろう場所を目指していた。
 こんな森の中では、どう考えても人に会う事自体が少なくなってしまう。
 エアリスは、今は恐らくD-3だろうかと感覚であたりをつけていたが、無闇に歩き回って迷うのはごめんだった。
 とにかく森を抜けようと、確認のために地図を開こうとした瞬間――


「わんわんっ!」


 エアリスは、目と牙を持った鉄球が、犬のような鳴き声を放ちながら迫ってくるのを見た。
 周囲には木々が生い茂っていたため、左右への回避は不可能。
 後ろに下がっても、そのまま鉄球に押しつぶされるだけ。
 普段の彼女ならば命は無かっただろう。

 だが、エアリスは――ルイージの帽子を被っていたため無類の跳躍力を得ていた。

「!」

 一番近くにあった木の地面に露出している根を踏み、エアリスは鉄球を回避するように真上へ跳躍した。
 完全に回避出来るとは思っていなかったのか、足の下を通過していく鉄球を見るエアリスの表情は、突然襲われた事よりも、ルイージの帽子の効果の凄さへの驚きに満ちていた。
 “噛み付く”対象を失った鉄球――ワンワンは、エアリスの背後にあった草木をなぎ倒しながら突き進み、木に当たった時点でようやくその直進を止めた。
 ワンワンも相手が回避すると見越していたのか無様に木にぶつかる事は無く、口を開いたまま木に衝突し、まるで木が豆腐で出来ていたかの様にムシャリとその幹を喰い取った。

「…………」

 ワンワンを回避したエアリスは、ルイージ帽子の効果かはわからないが足をバタつかせながらゆっくりと地面に着地した。
 チラリと足元を確認すると、太く、強靭そうな鎖がジャラリと音を立てていた。
 鉄球があれだけの勢いで飛んで来た事で予想はしていたのだが、恐らく相手は普通の人間ではないだろうとエアリスは推測していた。
 あれだけの鉄球のサイズに加え、鎖の重量も考えれば相当なもの。
 人間ならば、武器にする事は難しいだろう。
 相手は一直線に鉄球を投げつけてきたのだから、力に余裕がある可能性は十分に有る。

(これは……『助けて』あげるのが大変そう)

 エアリスが緊張した面持ち――といっても、その顔はルイージのものなのだが――で、鉄球が飛んで来た前方を見据えると、


「ガハハハハハッ!――どうやらジャンプ力は健在のようだな!」


 歓喜に満ちた……少々下品だが、威厳のある笑い声がエアリスの耳に飛び込んできた。


「今のは挨拶代わりだ! 貴様を他の参加者と同じ様に扱うのは、あまりにもあんまりだったのでな!」

 声の主――クッパ大王は喜んでいた。
 バトルロワイアルの会場で力が制限されているとはいえ、宿敵の一人――ルイージと出会う事が出来たのだから。
 クッパはともすれば笑いが零れ落ちそうになる口を閉じ、ワンワンを手元へ引き寄せるべくその腕に力を込めた。

「わんわんっ!」

 鎖を手繰り寄せられ、ワンワンはズルリズルリと草木をなぎ倒しながらクッパの元へと帰っていった。
 ワンワンはその途中でクッパが声をかけている人物とすれ違ったが噛み付く事はせず、大人しく吼えるだけにとどめた。
 ワンワンはお行儀が良いし、主人が喜んでいるのを邪魔するなどという無粋な真似はしないのだ。

「わんわんっ!」
「次は本気を出すぞ、ワンワン」

 手元に帰ってきたワンワンに、クッパは笑いながら言った。

 結論から言えば、先程の攻撃はワンワン一人で行ったものだった。
 いくらルイージの跳躍力を得ているとは言え、不意打ちの状態でクッパの腕力で射ち出されたワンワンの噛み付き攻撃は到底避けられるものではない。
 エアリスは力に余裕があると思っていたが、それ所の話ではなく、クッパは一切力を使っていなかったのだ。
 クッパは、笑いながらルイージ――その正体はエアリスだが――に歩を進めていった。

「先程はリボンの小娘と妙な喋り方をする小男を取り逃がしたが……貴様はそうではあるまい? ガハハハハ!」

 クッパが歩を進めるたびに、ワンワンを繋ぎとめている鎖の垂れ下がった部分が地面とこすれ合い、ジャラジャラと音を立てた。

「…………」

 この戦いは避ける事が出来ない。
 そう判断したエアリスは、目の前の怪物も『助ける』ために無言でディ・パックから杖を取り出し、構えた。
 剣の方が、相手を苦しませずに『助けて』あげる事が出来るかもしれない。
 しかし、目の前に居る相手はそんな余裕をもって対処できるような生易しいものではなかった。
 だから彼女は、扱うのに慣れている武器――杖で戦う事を選択した。

「まさか、ワガハイの甲羅にそんな棒っきれが通じるとでも思っているのか? んん〜?」

 勿論、エアリスも杖で殴る程度でトゲの生えた硬そうな甲羅を割ろうとは思っていなかった。
 狙うのは、その甲羅に守られていない部分。
 そこを叩く事が出来れば勝機はあると踏んでいた。
 しかし、この二人の戦いの幕は途中まで開いた時点でそれ以上あげられる事は無かった。
 何故ならば、


「――リボンの小娘とやらについて聞かせて貰おうか」


 舞台に、どちらも予想していなかった飛び入りの参加者が現れたのだから。
 だが、クッパはその事に対して不快感をあらわにした。
 二番手とは言え、自らの宿敵との戦いを邪魔されたのだから、クッパとしては当然の事だろう。

「……邪魔をするつもりなら、先に貴様の相手をしてやる」

 クッパは、鎖を持つ手に力を込めながら言い放った。


「待て。俺はアンタと戦う気は無い。――アンタが言っていた娘について聞きたいだけだ」

 クラウドは、交戦の意思が無いと表わすために両手を上にあげ降参のポーズを取りながら言った。

「なんだと? あのピンクのリボンの小娘の知り合いか?」
「!……言った通りの意味だ。それさえ教えてくれれば、俺はすぐにここを立ち去る」
「……ふむ」

 クラウドの言葉は、クッパにとっては悪くないものだった。
 いくらワンワンもいるとはいえ、同時に二人を相手――それも、ルイージが居る状況でそれは避けたい。
 敵がどこぞの馬の骨だけならばいざしらず、宿敵の一人が居るのならば話は別だ。
 ルイージとも決着は極力一対一でつけたいし、男が真の宿敵――マリオとまではいかないまでも強者だったのならば、手痛い傷を負うかもしれない。
 王たる者、家臣達を助け、マリオとの決着をつけるという目的のためならば提案を受け入れるべきだ。
 クッパはそう考え、素直にクラウドの提案を呑む事に決めた。

「わんわんっ!」
「ガハハハハ! そんなに褒めるなワンワン!」

 考え込んだと思ったら、喋る鎖の鳴き声を聞いて突然上機嫌になったクッパの様子を見て、クラウドはやれやれと肩をすくめた。
 ……そんなクッパとクラウドに前後を挟まれる形になったエアリスは、ルイージという仮面の下で唇を震わせていた。


(……クラウドが私の後ろに居る)


 エアリスは、最も会いたい人物であり、最も会いたくなかったクラウドが後ろに居ると思うと、すぐにルイージ帽子を取って正体を明かしたいという衝動が湧き上がってきた。


(急に現れるなんて、ずるいよ……クラウド)



     ・    ・    ・

 今だったら、私の思いをハッキリと伝えられる。
 伝えられなかった思いを伝える事が出来る。

 私が死んだのはクラウドのせいじゃない、って。
 貴方が悲しむ必要なんてどこにもないんだよ、って。


「――リボンをつけた娘について聞きたいだけだ」
「なんだと? あのピンクのリボンの小娘の知り合いか?」
「!……言った通りの意味だ。それさえ教えてくれれば、俺はすぐにここを立ち去る」
「……ふむ」


 ――きっと、私を探してくれてるんだよね。

 凄く嬉しい。
 今はそう思っちゃ駄目なのに、やっぱり……嬉しい。

 クラウド、私も貴方の顔が見たいよ。
 貴方とまた、お話したいよ。


  「わんわんっ!」
「ガハハハハ! そんなに褒めるなワンワン!」


 私が今帽子を取ったら、貴方はきっと驚くだろうな。
 ビックリした後、どんな表情をするのかな。

 ……クラウドが私の後ろに居る。


「アンタらは因縁があるようだが……これからアンタらがどうしようと、興味ないね」


 その口癖、変わってないね。
 あの時も、そうやって斜に構えてたよね。

 急に現れるなんて、ずるいよ……クラウド。


「ふん!――ワガハイが最後にその娘を見たのは――……」


 違うよクラウド。
 この亀さんが言ってるのは、私のことじゃないよ。

 私はここに居るよ。

 私はここに居るよ。

 ねえクラウド、私はここに――



     ・    ・    ・

「――E-3だな」
「そうか。――それじゃあ、続きは勝手にやってくれ」

 場所を告げた途端走り出したクラウドを満足そうに見送り、クッパはこれから始まる戦いに備えて気持ちを切り替えるために、

「フンッ!」

 と、一つ大きな鼻息を吹いた。
 気合を入れすぎたためかその鼻息は熱くなり、もう少しで鼻から炎が出る所だったとクッパは少し慌てた。
 ……再度気を取り直し、クッパは目の前の男に声をかけた。

「さて、待たせたな! といっても、大王であるワガハイを貴様が待つのは当然だがな! ガハハハハ!」
「…………」
「むっ? さっきから黙っていたが、どうかしたのか?……そうか! ワガハイに恐れをなしているのだな!?」
「…………」

 どれだけ煽っても反応を返さない相手に、クッパは怒りと呆れを通り越して少し不安になってきた。

 いつもだったら、これだけ言えばこの男は特徴的な鼻声で言い返してきていた。
 こちらは全力を出せない事はわかっているが、ルイージも力に制限がかけられている可能性は十分に有り得る。
 そして、そのルイージへの制限は果たしてどれ程のものなのだろうか。
 ……そんな疑問が、クッパの中へ次々と生まれてきていた。


「――ルイージ……まさか、先程のジャンプで全ての力を……!?」


 クッパは、己の頭の中で出した結論を口にした。
 だが、その結論は完全に見当違いである事は言うまでも無いだろう。

「…………」

 ルイージ――エアリスの手から杖がポロリと零れ落ちた。
 クッパは何が起こったのかと不審に思いマジマジと相手を見たが、杖を落とした本人はその事に気付いているのかわからない無表情だった。


「ワガハイは……どうするべきなのであろうか?」

「わんわんっ!」

   クッパはワンワンに相談してみたものの、ワンワンもどうすれば良いかわからないようだった。




【D-3/一日目/早朝】
【クッパ@マリオシリーズ】
[状態]:甲羅にダメージ
[装備]:ワンワン@スーパーマリオRPG
[道具]:基本支給品一式×2、タケシの骨@ポケットモンスター
[思考]
基本方針:優勝して主催者の力を奪う。その際、配下も助ける
1:参加者は全員殺す
2:ただし狭間を倒す方法、脱出の方法を知っている相手ならばクッパ軍団に入れてもいいかもしれない
3:マリオと決着をつける
4:ルイージに対処する

※スーパーマリオギャラクシーからの参戦です
※制限に気付きました
※炎を吐く以外の特殊能力は制限されています
※クッパ軍団が、狭間の下で働かされていると考えています
※ルイージの正体がエアリスだと気付いていません



【エアリス・ゲインズブール@ファイナルファンタジー7】
[状態]健康。数ヵ所に軽い傷。茫然自失状態
[装備]ルイージの帽子@スーパーマリオ64DS
[道具]むそうマサムネ@真・女神転生if…、基本支給品一式×2、不明支給品0〜2
[思考]
1:優勝して、皆を生き返らせる……?


※エアリスの足元にうみなりのつえが落ちています



     ・    ・    ・

 クラウドはE-3に向けて走っていた。

(あの亀の言葉――多分、信用して良いだろう)

 確信ではないが、自信はあった。
 あの尊大な態度を取った怪物は、あの状況で嘘をつくような人間……いや、亀ではないと。
 ワンワンと呼んでいた鉄球に対する態度は、単純に悪と言い切るのようには見えなかったからだ。

 ピンク色のリボンをつけた人間など、そうそう居るはずがない。
 恐らく、あの亀が言っていたのはエアリスの事だろうとクラウドは思っていた。
 小娘という言い方が少し気になったが、あの亀の口調などを考えるとエアリスがそう呼ばれても不思議ではない。

(今度こそ俺は、キミを……!)

 クラウドは考えてもいなかった。
 エアリスとは実は既に再会を果たしていたという事に。





【D-3/一日目/早朝】
【クラウド・ストライフ@ファイナルファンタジー7】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]基本支給品一式、不明支給品1〜3
[思考]
1:エアリス・ティファとの合流。必ず守る
2:セフィロスは必ず殺す
3:E-3に向かう
4:銀髪の青年の言葉は半信半疑。エアリスに会って確認したい。


※クッパが言ったピンクのリボンをつけた小娘とは、アロエの事です
※ルイージがエアリスだと全く気付きませんでした



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