さよなら大好きな人。そしてありがとう






「情人・・・・・・。」
リサがこの空間に来てから最初に出会ったのは、最愛の人周防達哉だった。
「情人もここにいたんだね。」
「リサ・・・俺は・・・。」
「わかってる。情人はいやがってる女の子に無理矢理レイプをする男とは違う。」
リサは女神のように微笑む。悟りきった表情の彼女はいつもよりも大人っぽかった。
「だからあたしは情人を好きになったの。」
「リサ、俺は。」
「何も言わないで。情人。あたし、もういいんだ。情人に会えただけで満足なの。
あたしはみんなを犠牲にしたくない。みんなだって好きな人に抱かれたいはずだもん。あたしがそうだから。」
リサは切なそうに達哉の瞳を覗きこむ。それは恋する少女の決意だった。
「あたしはここで大好きな情人に抱かれたい。ずっと憧れていた人と結ばれたい。」
「リサ・・・?」
達哉は驚いた。そんなことをしたらリサは奴隷になってしまう。

だかリサは笑顔だった。迷いは全部捨てていたのだ。
「そうすれば、奴隷になっても情人のぬくもりをずっと忘れないでいられる。あたしは幸せでいられる。」
笑顔のリサの青い目に美しい涙が光っているのに達哉は気が付いた。達哉の胸が締め付けられる。
「だからお願い。情人・・・・・・抱いて。」
「・・・・・・・わかった。」
達哉はリサの唇にキスをした。それがリサの望みだとわかっていたからやめる気はしなかった。
制服をはだけさせ、形の良い美乳やくびれた腰、そしてパンティの中の女の部分へと愛を注ぐ。
「あ・・・・・情人・・・・。」
リサの頬は可愛らしい桃色になる。達哉はそんなリサが可愛くて、悪いと思いながらもついいじめてしまう。
クリトリスに息をふきかけるとリサの体は震え、それだけで女の部分が湿った。
達哉は舌で女の割れ目を舐める。粘液が舌を満たした。達哉は粘液の濃厚な味に魅了され舌を動かす。
「あん・・・だめ・・情人、待って。」
「気持ちよくないのか?」
「違うの。あたし一人で気持ちよくなるのはいやなの。二人で気持ちよくなりたいの。」
「いいのか・・・?」
「うん。情人、きて。」

「リサ・・・・・!」
達哉の勃起している雄大な逸物がリサの女の入り口をふさぐ。
「んっ・・・・・・いたぁいっ・・・ああああ・・・・・!」
リサが処女喪失の激痛に涙を流す。だがその美しい涙は幸福に満ち足りた人にしか流せない極上の涙だった。
「リサ、我慢できるか?」
「うん。情人のためにあたしがんばるよ。」
リサのあどけない笑顔は達哉には天使に見えた。達哉はリサが愛しくて抱きしめる。
「ああああん!」
一気に逸物がリサの中を満たしていく。鍵と鍵穴のようにぴったりと二人の体が重なる。
「あっ・・・情人・・・・いいの。ああん。」
獣のように二人は腰を動かし、もっと繋がろうとする。リサの感覚から痛みは消え、快感と幸せでいっぱいになっていた。
達哉の逸物もリサの中も二人の液体で濡れていた。それは二人の生きている証だ。
「ああ・・・情人、あたしの中で出して・・・」
達哉は頷いた。二人のアクメ。それは二人の別れを意味していた。しかしリサは笑っていた。
「ありがとう、情人。わがままを聞いてくれてあたし嬉しかった!」
もう、タイムリミットだ。達哉の先から命の源が溢れ出す。
「大好き!」
笑顔のままリサの体は光に包まれて消えていった。
「リサ・・・・」
誰もいなくなったその場で達哉は一人で泣いていた。クールな彼が泣くのは本当に久しぶりだった。

【周防達哉 現在地:アリアハン城のすぐ近く 行動目的:不明 所持品:なし】
【リサ・シルバーマン(ペルソナ2) 脱落】
リサの支給アイテムはクスコでしたが、達哉は気付いていません。



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