堕とす女、堕ちた男、堕とされた女
「ぐっ……この、外道共があ…っ!!!」
水源が近いせいだろう。些か肌寒い地下室にあるその空間で、若い女が一人、苦痛に表情を歪めながら叫んでいた。
女はベッドに仰向けに横たえられ、両の手足を自身が身に着けていた衣服で縛り付けられていた。
普段は彼女の身を護ってくれる丈夫な軍服は、今は、彼女の全てを奪う手助けをする枷と貸していた。
更に、下着は全て千切り取られ、一糸纏わぬ姿となった彼女の中心には、あまりにもおぞましいモノが突き立てられていた。
モノは彼女の破瓜の血に塗れてぬらぬらと不気味に光り、何度も何度も抽挿を繰り返していた。
また、そのモノの持ち主であり、今、彼女に覆い被さり犯している男も、この世の者とは思えぬ程に不気味で凶悪な姿をしていた。
「まったくうるさいわね……ランド、貴方の逸物でその口を塞いでしまいなさい」
「なっ、何を……うぶっ!!?」
部屋の隅から聞こえてきた別の女の声に、ベッドのすぐ側で事を見守っていた金髪の男──ランドが、その声に従い、己の逸物をベッドの女の咥内に突っ込んだ。
「うむむむぅっ!! うぅうううぅ!!!」
ひたすら繰り返される苦痛に、しかし女は最早呻き声をあげる事もできず、なすがままに蹂躙される。
だが、女の瞳は気丈さを失わずに、ただただ部屋の隅にいる女を睨み続けていた。
「まったくしぶといわね……仕方ないわ」
射抜かれる様な視線に怯む様子も無く、その女──名をロックブーケと言う──は、自分に支給されたアイテムを手にし、女に歩み寄る。
「貴方はもう良いわ。ご苦労様…」
ロックブーケが女を攻め立てていた男にそう言うと、男は無言で逸物を女の秘所から抜き、その場を離れた。
「往生際が悪いのは見苦しいわよ…早くイってしまいなさい」
プシュ!
女の眼前に、ロックブーケが手にしたアトマイザーから液体が噴き出された。
「むうっ!? ………!!?」
効果はすぐに顕れた。
それまで猟犬の様に鋭かった女の瞳は潤みだし、それまで破瓜の血しか流れ出ていなかった秘所からは愛液が滲み出てくる。
「本当は薬の力なんて借りたくなかったのだけど…」
アトマイザーに入っていた媚薬の効き目を確認すると、ロックブーケは女の秘所に指を伸ばし、充血した淫核を摘み上げた。
「んむうぅぅぅぅぅっ!!!」
途端、悲鳴とも嬌声ともつかぬ声が、ランドの逸物に塞がれた彼女の口から漏れ出る。
「他愛無いものよね…」
ふふ、と妖艶に微笑みながら、ロックブーケの女の淫核を攻める指の動きは止まらない。
「ンんっ!! ンうっ!! んむンっ!!」
ロックブーケの攻める勢いが増す毎に、女の悲鳴は確かな嬌声へと変わっていく。
そして、女がその嬌声を漏らす度に舌は動き、その動きは、ランドを絶頂に導くには充分だった。
「………!」
「んむうっっ!!?」
咥内に射精される白濁液の味と、その出来事自体の屈辱に、女の顔が酷く歪む。
「んっ、んんんっ、んんんンむっ!!」
だが、それも束の間。直ぐに女の躰中を快感が駆け巡る。
秘所から溢れる愛液は否が応でも増してゆき、それに比例するかの様に、表情も甘くとろけていき──
「ほら、これでおしまいよっ」
キュウッ!
「ンンぅっ、ンむうっ、ン、ンンンンンーーーーー!!!」
遂に頑なだった女──ウィップも絶頂を迎え、次の瞬間には蝙蝠に包まれて消えた。
「ふう……まずは一人、と」
事を終えるとロックブーケは先ず、ウィップの持っていたバッグを開き、支給品を確認する。
果たしてそこにあった物は、弱々しく、しかし不思議な光を放つ宝石だった。
「何かのマジックアイテムってところかしら? ちょっと調べてみないと判らないわね…」
ロックブーケは手近な椅子に腰を降ろすと、その宝石をまじまじと調べ始めた。
「あ、貴方達は暫く休んでて良いわよ。折角ベッドがあるんだし、次に備えときなさい」
ロックブーケがそう言うと、ランド達は操り人形の様に無言でベッドまで歩き、そこに身体を横たえた。
「先は長くなりそうね……」
名前 ロックブーケ【ロマサガ2】
行動目的 男は魅了し、女は犯す。
所持品 媚薬入りアトマイザー、カーバンクルの魔石(FF6)
現在位置 岬の洞窟→ナジミの塔の間地下道の宿屋
名前 ランド【DQ6】
行動目的 ロックブーケに付き従う(テンプテーションされています)
所持品 無し
現在位置 岬の洞窟→ナジミの塔間の地下道の宿屋
名前 リヴァイアサンに瞬殺された奴【FF5】
行動目的 ロックブーケに付き従う(テンプテーションされています)
所持品 無し
現在位置 岬の洞窟→ナジミの塔間地下道の宿屋
【ウィップ(KOF) 脱落】
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