英雄本色〜ファム・ファタール
(前だけをみろ、そして生きるんだ…か)
三沢は休憩室のソファに寝転び、もう一度メモを眺める。
「わかんねぇ」
紙に書いて見ればわかりやすくなる、そう東郷は言っていたが分からないものは分からない。
あきらめて答えを聞こうかと思ったが、そうなるとあの自信過剰な口上をまた聞かされる羽目になる。
(ま、いいさ…頭脳労働はあいつの役目…今の俺の役目は)
三沢は寝返りをうって目を閉じる。
「夜に備えて睡眠をとることさ」
「どこだぁ!天満ちゃんどこだ!!」
そのころ播磨拳児は塚本天満を探して夜の町をひたすら駆けずり回っていた。
民家はもとより、路地裏、果ては放置されてるドラムカンの中まで、人が隠れてられそうな場所は、
くまなく見て回る播磨、そのため著しく効率が悪く、
もう夜更けだというのにまだ1ブロックも先に進むこと出来ずにいる。
「はぁ…はぁ…」
自販機の横の空き缶入れをひっくり返して、自分は一体何をしているんだろうと素に返る播磨。
「くっそ…これじゃラチがあかねー」
足もとに転がる空き缶を思い切り蹴飛ばす播磨。
「あーあ、こう全員の居場所がわかるような、カーナビみたいなやつがありゃ楽なんだけどよ」
「あと2時間か」
東郷雅一は時計が10時を指したのを確認すると、椅子にもたれ掛かりコーヒーを口に含ませる。
つい先刻冬木は烏丸を呼びにここを出立した、疲れが見えていた三沢は先に休ませている。
目を軽くこすると東郷はまたモニターに目を移す、そこには島の地図とその中で右往左往する光点が表示されている。
「これで3つ…3人か」
光点の数を確認し、力なく呟く東郷、また仲間たちが死んだのだ。
手元のメモに22時 -2人と書きこむと、ここで一端視線を外す。
この機能はリアルタイムでの表示ではなく、15分おきに更新される仕組みだ、もっとも実際はさらにタイムラグが発生していることだろう。
そんな中、またモニターに視線を移した東郷は自分たちが立てこもるこの建物に接近しつつある光点を発見していた。
あまりにも歩みが遅く最初は気が付かなかったが、どうやらあと数分でここに到着する計算だ。
「さてと、それではお出迎えといこうじゃないか」
播磨の行く手にひときわ大きな建物が見えてくる。
(あの中を探すのか?)
さすがに疲労感を隠せない播磨、しかしそれでも彼は歩みを止めなければあきらめることもない。
播磨拳児にとって塚本天満は全てといって過言ではないのだから、だがそれでも焦りと疲れの表情は隠せない。
(もしかするともう…)
彼の脳裏にまた浮かぶのはこの世界で最も憎き男烏丸大路の姿…もしかするともう天満ちゃんは…。
(させねぇ!天満ちゃんを守るのは俺の役目だ!みてろ烏丸よりも俺の方がずっと役に立つってことを見せてやる!)
くじけそうな心を恋敵への闘志にかえて、月に向かって拳を握りしめる播磨だった、その時。
「どうした兄弟、浮かない顔してるじゃないか」
「テメーに兄弟呼ばわりされる覚えはねぇよ、マカロニ野郎」
不意にかけられた声にも動じず無造作に東郷の方へと振り向く播磨。
「お前さんの素顔を見るのは初めてだな、しかしつれないな、共にコートで青春の汗を流した仲じゃないか」
「たく、暑苦しい野郎だぜ相変わらず」
口では文句を言ってはいるがやはり人恋しかったのだろう、播磨の表情が焦りから安堵の方向へと少しだけ傾く。
「ま、ここであったのも何かの縁さ」
が、気を抜いたそぶりを見せたのが悪かったか、挨拶もそこそこに踵を返そうとした播磨の腕を東郷が掴む。
「お、おい離せ…俺はやらないといけないことが」
「おっと、皆まで言うな、だがなあんな効率の悪いやり方じゃ探し物なんざいつまでたっても見つかりゃしないぜ」
東郷の言葉に反応する播磨、何でコイツ知ってるんだ?
「ま、ぬるいコーヒーでよけりゃ奢るぜ」
こうしてなし崩しに建物の中へとひっぱりこまれる播磨だった。
「コイツがタネってワケさ」
自称司令室で誇らしげにPCのモニターを見せる東郷、
「今、冬木が仲間を連れてまた戻ってくるはずさ、それから夜明けを待って行動する」
播磨は東郷の言葉などまるで耳に入ってないかのように、画面を凝視している…そして。
「オイ!この機械俺に貸してくれ!少しの間でいい!」
PCをまるでひったくるかのように自分の側に引き寄せようと叫ぶ播磨、
「そいつはできねぇ相談さ、いくら兄弟といえどもな」
それを阻止するかのようにPCを掴み返す東郷。
「うるせぇ!貸せったら貸せ!」
「焦る気持ちは分かるぜ、だがこういうときこそ落ち着いてだな」
「落ち着いてなんぞいられるか!俺は俺のやりたいようにやる!こうしてる間にも天満ちゃんが」
天満…その言葉を耳にした東郷の視線が鋭くなる。
「おい、今何と言った」
それまでのやや嗜めるような口調から、突然シリアスな口調に変わった東郷…雰囲気の変化に一瞬たじろぐ播磨だったが、
「手前には関係ねぇ!」
強引に話を打ち切ろうとする、が東郷はそれを許さない。
「いや、確かに聞いたぜ…お前さん、まさか嬢ちゃんのことを…」
東郷の目が播磨の顔を捉えて離さない、その雰囲気に耐えられなくなったか視線をそらす播磨。
そしてその態度が何よりも東郷の指摘を肯定していた。
「ふふふ…ははははははっ」
播磨の顔と、そして頭の中に浮かんだ天満の顔を見比べて笑う東郷…笑いを隠さないまま、なれなれしく播磨の肩を叩く。
「ならお前さんには理由が充分にあるってワケか…ははははっ」
一方何が何だか、そんな風な表情の播磨、東郷はそんな播磨の肩に手をやったまま耳元で呟く。
「いいぜ、さぁ来な…ただしここじゃ物が壊れる、屋上へ行こうぜ屋上へ、久しぶりに…血が滾りだしたぜ」
「オイ、さっきの言葉、本当だろうな」
夜風が吹きすさぶ屋上にて対峙する播磨と東郷、播磨の言葉に余裕綽綽、そんな笑みで応じる東郷。
「ふっ愚問ってもんだぜ男と男の勝負、お前さんが勝てば例のブツ、どこへなりと持っていきな」
ビシリと指を立ていかにもなポーズを決める東郷、だが播磨はそんなものを見てはいない、
まるでゲートの中の闘牛のように今か今かと興奮しながらその時を待っている、そんな状態だ。
その姿を見て、少しだけ感慨深げに呟く東郷、
「男って奴は悲しい生き物だぜ、選ぶのは自分と思っても結局選ばれるしか道はない」
否、東郷は首を軽く振って感傷を頭の外へと追い出す、
今は考えてる場合ではない、同じ少女を想っている男へのこれが最大限の譲歩だ。
東郷は懐からコインを取り出すと、それを夜空へと投げる、
高々と舞い上がったコインが放物線を描いて床に落ち、渇いた音を立てた刹那、
2人は拳を構え、猛然と目の前の男へと殴りかかったのであった。
「ふっ、いいパンチだ…さすがハリーが一目置くだけのことはあるぜ」
「てめぇこそ、今鳥の腕を一撃でへし折るだけのこたぁあるぜ」
互いの初手は見事にクリーンヒット、痛みに耐えつつもクロスカウンター気味にお互いの顔面の軋む音を聞きながら、
相手への賛辞を惜しまない2人、が次の瞬間には拳ではなく脚が伸び、今度は空中でお互いの脚が交差する。
それは状況を知らぬ者にはまるで演舞のように思えただろう、が美しかったのはそこまで、
それから先は互いにただお互いの譲れぬ意地にかけて、拳を振るうだけの泥仕合だった。
播磨はもとより、東郷ですら眦を吊り上げ必死の形相で、目の前の男を倒すべくひたすらに己の持てる技全てを叩き込んでいく。
それでも…2人は思わないわけではない、どうしてこんな無意味なことをしているのか?
だって、とうに2人は悟っているのだ、肝心の塚本天満にとっては自分たちなど眼中にないということを。
もっとも播磨は東郷ほどには悟りきれていない、だから彼はもがき続けているのだ。
その差が出たのだろうか…もう何発殴って何発殴られたのかも定かではではない中で、東郷の体が大きくぐらつく。
「もらった…ぜ」
彼自身今にも崩れ落ちそうな体を気力で支えているだけだ、これが最後のチャンス…播磨は大きく体を捻り、
その反動を利用して床を蹴り空中へと舞い上がる、これぞ彼のフィニッシュブロー。
「播拳蹴!」
が、いささか殴られすぎていたようだ、威勢のいい掛け声とは裏腹に…繰り出された蹴りはまるで勢いがなかった。
しかし一方の東郷も、もはや根性だけで立っている状態…そんなへろへろの播拳蹴でもなすすべもなくマトモにくらってしまう。
呻き声ひとつ立てず、地に倒れ伏す東郷…播磨は確信の叫びを上げようとして…。
「この勝負、俺の!」
だが、そこで播磨の意識もまた闇に閉ざされる…なぜか?
そう彼は着地に失敗して、コンクリの床に頭を思い切りぶつけてしまったのだった。
それから、どれくらいの時間が経過しただろうか?
先に気絶から回復したのは、東郷だった。
なぜか床にひっくり返ってのびたままの播磨を不思議そうに眺めていた東郷だったが、やがて例の笑顔を浮かべる。
「フッ、やはり最後に勝つのはより大きな大義を持つ俺のようだったな…お前にとっては残念かもしれないが、
俺は思う、この決闘で俺たちの友情という絆はより強くなったと」
実際はダブルノックダウンによるドローが妥当なのだが、肝心の結果を見届けた者もなく、
本人たちですら殴られすぎでいささか記憶が飛んでいるのだから、これは仕方がないのかもしれない。
のびたままの播磨を置いて東郷はふらふらと階段を降り、玄関へと向かう。
しこたま殴られた顔はひどいことになっているだろう、それに血で汚れた服も洗いたい。
玄関前のロビーに入り、夕刻に川で汲み置いていたバケツのひとつを手に取ると、
東郷はその中の水をある程度ペットボトルの中に貯めてから一気に頭から被る。
「ああ、あいつにも持っていてやらないとな」
こたえられない、そんな表情で今度は播磨の分の水をペットボトルに貯めてやりながら、
いつの間にか背後にいた人影へと話しかける東郷、
「待ってな、レディーファーストと行きたいところだが、男の絆の方が先さ」
そう先に話しかけられた少女は、少し驚いた風な表情を見せる。
ちなみに少女は手に紙袋を持っていた、そしてそれをそっと東郷へと向けていく、
少女に背中を向けたままの東郷はまだ気がつかない。
「こんな傷だらけで情けない、と思ってるかもしれないが、ふっ!この傷こそ男の勲章なのさ」
東郷の言葉に少女は微笑む、ようやく振り向いた東郷もつられて微笑もうとした時。
そして…少女の紙袋の中から何かが飛び出した。
(いい笑顔じゃないか)
結果として彼は判断を誤った…冬木が東郷雅一を評して言うところの、
信頼を押し付けるタイプ、つまり自分に自信があり、またそれを裏付ける実力があるがゆえに、
他人を疑うということをあえて行わなく、また行えない…現実社会では美徳となるこの性格も、戦場では枷にしかならない。
月明かりを背景にして微笑む城戸円の姿が、東郷雅一のこの世で見た最後の風景となった。
一方、東郷からわずかに遅れて、播磨も気絶状態から回復していた。
「マカロニヤロー、どこに消えやがった…」
彼もまた、東郷と同じく自らの勝利を確信していた、繰り返しになるが結果を見届けた者がいない以上、
勝敗は当人たちの主観にゆだねられることになってしまう。
「さては俺にパソコンを渡すまいと、往生際が悪いぜ…というかこうしちゃいられねぇ!」
播磨は傷む体を押して、目的の物を回収しようと走る…遠慮する必要はない、勝ったのは自分だ。
「天満ちゃんを見つけたら必ず返すからよ、それじゃ借りていくぜ」
そしてさらに時を同じくして、
「ションベン…」
寝ぼけ眼の三沢が休憩室を出て、やはり階下の洗面所へと向かう。
曲がり角の先では播磨はパソコンを抱え、とんずらを決め込もうとしていた…かくして。
「ちょ、おま!?」
「!!」
突然の邂逅にまるでお互い言葉が出ない、が、先に動いたのは播磨だった。
三沢から踵を返し脱兎のごとく、その場から逃げ出そうとする。
その小脇に抱えられているのは、三沢らにとっては虎の子といってもいい大事なパソコン、
「ま、まて…それ!」
とっさに播磨の腰にしがみつき、逃走を阻止しようとする三沢、
だが、播磨にとってもこれは絶対に手放せないものだ、
「るせぇ!俺の邪魔をすんじゃねー」
煩げに腰を捻り、いとも簡単に三沢の手から脱出すると、
そのまま彼の頭頂部に一撃を見舞う播磨、一声唸ると三沢はその場に昏倒してしまった。
(俺と天満ちゃんの間を阻むものは誰であろうと容赦しねぇ、あばよ!)
そう頭の中でだけ叫ぶと、播磨は振り向くことなくそのまま夜の島へと消えていくのだった。
「なんだったんだ…今のは、というか大変だ!」
昏倒から目覚めた三沢、肝心かなめのパソコンを奪われてしまった…はやく東郷に知らせなければ、
というか、あいつは何をやってたんだ?まさか俺は大丈夫だから先に寝ろとか言っておいて、居眠りとかしてるんじゃないだろうな?
だとしたら思い切り罵倒してやる、そんな気分で東郷を探す三沢…そんな彼の目にロビーに寝転ぶ誰かの足が見えた。
「こんなところで、何寝てやがんだ!」
叫びながら走る三沢、返事がない…妙だと思いながらまた叫ぼうとして、足が止まる…まだ彼のいる場所からロビーで寝てる男の全身は見えない、
だが、男の下半身が何かにまみれているのは少しだけ分かる…それは白い床にも飛び散っていた。
「う、嘘…嘘だよな…起きろよ」
これ以上進んではいけない、引き返すべきだ、そうすれば耐えられる…そう思っていても足は止まってくれない。
濃密な血の匂いが漂う…死んでいる、あと数歩歩けばそれが誰か分かる…いやだ、俺は死体なんかみたくない、逃げよう、逃げたい。
でも…逃げられない…逃げられ…なかった…。
頭に刃で貫かれ絶命した東郷の遺体を前にして呆然と立ち尽くす三沢。
「みんなで生きて帰れると思ってたのに…」
東郷の体には激しい格闘の痕跡があった、そして播磨の衣服もまた激しく血で汚れ乱れていた…と、いうことは、
「何で!何でなんだ!播磨ぁ!!」
感情のまま叫ぶ三沢、だが憤りと悲しみの中でも、その心は妙に醒めていきつつあった。
「これが現実なのか…」
そうだ、皆で帰れるなんて…夢でしかないのかもしれない、きっと最後はあの手記の男のように…、
「やられる前にやるしか、ないのか…結局それしかないのか?」
そこまで口に出して、自分の中に芽生えた恐ろしい考えを必死で打ち消す三沢…急にまた一人がさびしくて仕方がなくなった。
というよりも、このまま一人でいればやがて殺意と恐怖に飲み込まれてしまう。
「頼む冬木…早く帰ってきてくれ…でないと、俺…俺」
ガタガタと歯の根を震わせ…自分を抱きしめるようにひざを抱え蹲る三沢だった。
(今の声は三沢君?)
三沢と入れ違いで上の階に移動していた円、休憩室のソファがまだ人肌で暖かく…だれがいたのかと思案していた所だった。
紙袋の中のナイフをチラリと見る円…残り一本、ここで使うか?どうするか?
迷う円の足元にメモ紙、そこには三沢自身が書いていたのだろうか、簡単な手記と、例の文章が記されていた。
『とうとうヤバくなってきた
後ろから足音が聞こえてくる
力が無い俺にはどうしようもない
弱い俺が生き残れたのもこのパソコンのおかげか
疑う事で仲間を作らなかった俺には、仕方ない最期だ
希望を持って、行動すべきだった
最期に、次の犠牲者へと言葉を送る
前だけを見ろ
そして、生きるんだ』
文章の下に、なにやら悪戦苦闘の跡がある、何かの暗号だということは円にも理解できた。
「と、う、ち、よ、う、き」
何気なく口にする円…それから首輪をなぞる…。
「なるほどね」
そう一言だけ口にすると、そのまま部屋を出る円、三沢に戦意がないことは手記を読んでいてわかった。
もっとも東郷の死体を見て、どう出るかは不明だが…。
一階に下りる…三沢は見当たらない…円は小声でしかし首輪を意識しながらゆっくりと言葉を発していく。
「先生、聞こえてますか先生、私は先生たちの味方です、私は東郷君を入れてこれで3人殺しました
これは身の証になりますよね、だから私だけ特別にオマケしてくれませんか?助けてくれとかそういうことをいってるんじゃないです
ただ、頑張ってるんだから少しくらいいいことがあってもいいかなーなんて思ったりしてるんですよ
もちろんそれに見合うだけのことはしますから、ねぇ聞こえてるんですよね?先生」
そして最後に、この男の現状も付け加えておこう。
「しまった…」
木陰で一服しながらも、頭を抱える播磨…なぜこんな単純なことに気がつかなかった?
「これ、どうやれば動くんだ…」
そもそも自分単独でパソコンの扱いなど理解できるわけがなかった、これでは宝の持ち腐れだ。
だが、いまさら戻るわけにもいかない、もとよりあのマカロニヤローと顔をあわせるのは遠慮したかった。
(しかたねぇ、誰か使い方がわかるやつを味方に引き入れるしかねぇか)
舌打ちしながらも立ち上がり、また歩き出す播磨…彼は知らなかった、
今やこの島の生き残りたちの約半数に自分が殺人鬼だと思われていることを。
【三沢伸】
【現在位置:C-03】
[状態]:錯乱一歩手前
[道具]:支給品一式
[行動方針] : 次の放送までに冬木に帰ってきてほしい、帰らなければ…
【城戸円】
【現在位置:C-03】
[状態]:疲労
[道具]:支給品一式 スペツナズナイフ1本 金属バット(紙袋が現地調達です)
[行動方針] :盗聴器に気がつく、主催にコンタクト
【播磨拳児】
【現在位置:C-03から移動】
[状態]:健康、ただし精神的に焦っている
[道具]:支給品一式(水と食料二人分)、アイテム不明×1 ノートパソコン
[行動方針] :1天満を探す 2パソコンを使える奴を探す 3沢近の誤解を解く
[備考]:サングラスを外しています。吉田山が死んだとは思っていません。
【東郷雅一:死亡】(残り29人)
【午後22時〜23時】
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