クロスオーバー






「マジでロワなのかよ…何がどうなってやがる?」
不安げな顔で森の中を歩いている一人の男。
「ロワが好きであのアケスレのまとめになったけど、何も殺し合いする事自体が好きなんじゃねぇ!ちくしょう、誰かアケの知り合いはいないかな…?」
恐怖と戦いながら歩き続ける男。
しばらく歩いていると目の前に一人の見知らぬ人物が現れる。
「誰だあんたは?」
「…ジャンプ書き手です」
「!!」
聞くやいなやその場を飛び退きマグナム銃を構えるまとめ(実はラジオ)。
それもそのはず、ジャンプといえば厨やDQNの巣窟として名高いロワ。彼の警戒心を煽る事は当然の結果であった。
「待って下さい!俺はゲームに乗る気は無い!」
「…悪いけど信用できないな」
「…」
するとその男は荷物を地面にぞんざいに投げ捨てて何も持っていない両手を上に挙げる。
「何のつもりだ?」
「さっきのあなたの独り言を聞きました。殺し合いする事自体が好きなんじゃねえってのを信じますよ俺は」
「…」
「俺だってロワが好きで今まで書き手やってきたんです。ゲームの壊し方は俺たち書き手が一番よく知ってる」
「…そうだな。けど先に名を名乗らないのは傲慢なんだそうだぜ?あんた名前は?」

「OZです」
「俺はアケのまとめ。いきなり銃向けて悪かったな。よろしく」
「いえ、気にしないで下さい。よろしく」
握手を交わす二人。こうしてロワの枠を越えたチームは形成された。

「さて、これからどうしましょうか?」
「まずはアケの知り合いを探したい。彼らなら信用できると思う。俺たちででっかい脱出フラグ立ててやろうぜ」
「ええ」

【一日目/1:30/C3】

【まとめ(実はラジオ)@アケ】
【状態】健康
【荷物】荷物一式、マグナム
【思考】アケの知り合いを探したい、ゲームを脱出

【OZ@ジャンプ】
【状態】健康
【荷物】荷物一式、支給品不明
【思考】ゲームを脱出



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