無題
・・・戦えないのではなく、もしかして戦うつもりがないだけか?
・・・先のカインとパックマンのやりとりを見ていたたけしは思った。
明らかに敢闘精神が足りない。
これ以上、無意味に他キャラを助けるような行為を続けるのならば
・・・アレを実行せざるを得ない。主催者のミスで召喚されたというのに!
しかも、ミスと言えばフェアリーまで召喚したあげく、その存在に
ゲーム開始後まで気がつかないと言う愚を犯している!
だが、コレを放置すれば他の者に示しがつかない。
”プログラム”はあくまで殺し合いをするところなのだから、
それに明らかに反するキャラは放置できない。
・・・・・・仕方がない。今回は警告といくか・・・。
・・・パックマンが何故か至る所にある公衆電話のそばに行くと、
突然鳴り出した!おそるおそる電話を取る。
勿論声の主はたけし、だ。
「あ〜、パックマン君かぁ〜?ダメじゃないか、あんなことをしちゃぁ〜。
このゲームで君が何をすべきなのは判ってるんだろぉ〜?
せっかくそんな良いもの拾ったんだからぁ、使わないと損だよなぁ〜?
一応今回は警告だぞぉ〜。次はお仕置きだからなぁ〜!」
電話が切れると、パックマンの首輪のランプがひかり、
警告音を発した。
「ぴ〜、ぴ〜、ぴ〜、・・・・」
・・・次は爆破ということか・・・。
やはり、望まずとも殺し合いをするしかないことを
パックマンは悟ったのであった・・・。
【「パックランド」パックマン(&フェアリー) ヘルメット・ディパック(武器??)所持 生存】
【「たけしの挑戦状」ビートたけし キャラ監視中】
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