無題
「ん、ここは、どこなんだ・・・?」
彼は森の中で目を覚ました。どうやら長いこと失神してたらしい。
徐々に忌まわしい記憶が彼の頭の中に蘇ってくる。
「そうか。今はバトルなんとかの真っ最中。このままここにいたら
間違いなく僕は殺されちゃう。急いで逃げなくちゃ」
彼は、全力で走り出した。
と同時に、「ドガン」という鈍い音が彼の太い首から聞こえ、
頭が胴体からちぎれてしまった。
そう。彼は秒速数Kmという高速で走れることを忘れており、
一瞬で島から飛び出してしまったのだ。
【「けっきょく南極大冒険」ペンギン 死亡】
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