無題






彼は一人で歩いていた。
先程の髭を生やした中年につけられた傷をかばいつつ、
ひたすらに歩いていた。
そう、傷は痛む。

彼は決して痛みを感じないわけではない。
体力のゲージがあるとしたら確実に半分は減っているだろう。
しかし、彼は銃を突きつけられても勇猛果敢に丸腰で飛び掛るしかないのだ。

そう、彼は一流の探偵だから。
適度な木陰を見つけると再びパイプに火をやった。

【シャーロックホームズ伯爵令嬢誘拐事件 ホームズ 生存】


ホームズが寄り添った木陰の反対側に、奇妙な機械があった。
なにやら、UFOらしき物体がこっちに来たが、2本の腕がアイテムらしき
物体を掴んでいるようだ。

なにか?と思って見ていると、UFOは掴んだアイテムをホームズの目前に
落として去っていった。
・・・我は参加者じゃないから。仕事はしたからな。じゃーな。
そういって元の機械の中に戻っていった。

【UFOキャッチャー UFO アイテム放出】
【シャーロックホームズ伯爵令嬢誘拐事件 ホームズ 生存(名称不明アイテム???を獲得)】



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