正義
「殺し合いか、面白い!」
シバは戦いに飢えていた。
四天王というポケモンリーグの頂点付近に立つことは、雑務の倍増、私闘の禁止など
様々なしがらみを生んでいた。
全力を出して戦える、それだけでシバは満足だ。
「いくぞ、サイホーン」
自分の得意な格闘タイプではないものの、単純でわかりやすいという点では、サイホーンというポケモンが配布されたことは幸いだった。
「ホーーーン」
サイホーンの雄たけびがタマムシの町に響く。
シバはカントーでもっとも大きな町、セキエイに向かうことにした。
タマムシとセキエイを結ぶ道路で、ダイゴは目を覚ました。
「殺し合い……止めなきゃ駄目だ
僕は弱き者を助けなくちゃいけないんだ」
正義感の強いダイゴはそう考えた。
「だが、話し合いが通じない相手には……」
【タマムシとセキエイの間/一日目/深夜】
【シバ】
[状態]:通常
[道具]:荷物一式
[ポケモン]:サイホーン[][][][]
[思考]:1:強い敵と戦う
【ダイゴ】
[状態]:通常
[道具]:荷物一式
[ポケモン]:???
[思考]:1:弱い者を助ける
2:それと共に弱い者を襲うやつを倒す
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