ら・り・る・れ・ろ






「あれは――ジャコホッドか?」

ジャコホッド。旧ソ連GRUのヴォルキンがソロコフに作らせた遺物。

鋼鉄の巨大にロケットブースターを装備して最高時速600マイルを誇る異形の化物。

何故それが此処にあるのだ? という疑問。
それ以上にあれを素手で破壊する人間がいるとは思いも寄らなかった。

あのカラテマンはかつてのコブラ部隊やFOXHOUND、デッド・セルのような異能力者なのだろうか。

狭間偉出夫とかいう小僧ともども利用出来ればかなりの戦力になる筈だ。

とにかく。

今は雌伏の時だ。

名簿にあったネイキッド・スネーク――ビッグ・ボス、ソリッド・スネークの存在が気にかかる。

蛇は互いに喰い合う。

山猫は――それを見守るだけだ。

神聖な戦いを汚すものを排除する必要がある。

その前に、俺は牙を――武器を手にいれなければならない。

やはり、リボルバーでなければしっくりしない。

ビッグ・ボスの言葉ではないが山猫にはそれが相応しい。

カタナは性に合わない。

――即ち。

「また会おう、カラテマン」


【D-2/一日目/深夜】
【リボルバー・オセロット@メタルギアソリッドシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式、ヒノカグツチ@真・女神転生if…、ゲーメスト創刊号@現実
[思考]
1:雌伏しながら情報を集める。
2:リボルバーを手にいれたい
3:異能力者は愛国者の為にスカウトする
4:ネイキッド・スネークとソリッド・スネーク以外の排除。



前話   目次   次話