決意






「・・・驚いたな」
三沢は思わずそう呟いた。無理もない。
どうみても助からないと思っていた沖田の命が、魔法という非現実的な方法で助かったからだ。
そして目の前の少女の話によると、ここはどうやら殺し合いの舞台らしい。
馬鹿馬鹿しいとは思う。
しかし現に少女はお伽話の中でしか存在しないはずの魔法を使った(少女によるとケアルガ)というらしい。
しかもその少女−ガーネットの態度は精神病のそれではない。
信じたくはないがどうやら事実であるらしい。
ならばどうするか。ゲームに乗るのも面白いかもしれない。
が、彼女は自分の部下を救ってくれた。
しかもここに来てからはあの幻覚も見えていない。
久しぶりに最高の気分だった。
「あの・・・もしよろしければ一緒に行動して戴けませんか?」
ガーネットはそう尋ねる。気持ちは決まっていた。
「民間人を守るのが我々自衛官の仕事だ。」
「もちろん」
三沢はこう付け加える。
「このゲームに乗っていない人もな。」

【F−7/森/朝】
 【三沢、永井、沖田@SIREN2】
 [状態]:三沢、永井は健康 沖田は重傷(命に別状はなし)
 [装備]:不明
 [道具]:不明
 [行動方針]:ガーネット、ゲームに乗っていない人の護衛
 [備考]:沖田の意識はまだ戻っていません。

【ガーネット@FF9】
[状態]:健康
[装備]:不明
[道具]:不明
[行動方針]:三沢達について行く、仲間を探す
[備考]:なし



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