無題
「首!?」
フリオニールが手を首にやる。
冷たい感触。
「こ、これは・・・首輪!?」
周りを見回すと、その場にいる者たち全ての首に等しく付いた首輪が。
「ふははははーーーーーっ!そのくびwごぼッ!?」
ゴキリ、という音に頭をデスクローにむけると、なんと首にバットが突き刺さっている。
「いやーーーーん!おじさん、首輪なんか使っちゃってSMプレイなんてボク、嫌だよッ☆」
ロリ・・・ないし少女が顔を手で覆って恥ずかしそうに叫んでいた。そしてデスクローに歩み寄る。
「き、貴様・・・何故この世界に・・・あらばっ!」
首からバットを引き抜き、なんども、何度も殴打する。
「お仕置き!お仕置き!お・・・死んじゃった☆」
顔を返り血に染めながら笑う少女。
「しかたないな〜ぴぴるp」
蘇生呪文の構成を見取ったらしい賢者風の女性が慌てて止める。
確かに、こんなに悪い奴を生き返らすこともあるまい。
皆で外にでると、森が在り、海もあった。
これなら飢え死にすることもないだろう。
こうして、違う世界から来た約50人のサバイバル生活が始まった。
〜 ふぁいなるふぁんたじー・バトルロロイワル 終 〜
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