無題
「殺人をおかしてしまっては見過ごす事は出来ませんね」
大石のはるか前方で争いあう二人の参加者の姿がかすかに眼に映る。
急いで現場に駆けつけようとしたが、時既に遅し、
後僅か五百mほどのところで片方が大地にその身を投げ出すのがみえたのだ。
逮捕しなければならないとはいえ相手も丸腰ではないのだから、
反撃にあえば大石といえども殺されてしまうかもしれない。
「先手必勝、ですね」
おおいしは かくへいき を使った
【大石 死亡確認】
【シャマル 死亡確認】
【アヴ・カムゥ 死亡確認】
【残り5人+7人】
犯人逮捕のためならば自身の命を投げ出すことはおろか、核の使用も厭わないとは……。
そんな大石の熱い正義感に感涙の涙を禁じえません。
そしてフリアグネに一度殺されたにもかかわらず、また死ぬシャマル。
運命の悪戯。思わずそんな言葉が脳裏に浮かびました。
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