無題






「…まったく、訳が分からんわ」

始皇帝は小道を歩きにくい着物を着て歩いていた。

「この服じゃあ歩きにくいし…最悪だな…」

つい今さっき、ちょび髭を生やした見慣れない服装の男が朕達に殺し合えと命令した。
朕は命令されるのは嫌いだったから反抗しようとしたら目の前の男が首から血を出して倒れた。
…朕はあの場面で一体どうやってあの男が死んだかが分からない。
ただ分かっているのは…

「この首輪が影響している、ということか」

始皇帝はそう理解すると先程まで歩きにくかった着物を脱ぎ捨て、歩きやすい格好になった。その方がいざとなった時動きやすいし、体力の消耗も少ない。

「まるで薊柯に殺されそうになった気分のようだ…」

始皇帝はそう覚悟して支給品の十字が刻まれた盾を持ち、また歩き始めた。



【一日目/深夜/小道】
【始皇帝】
〔状態〕COOLになれ始皇帝
〔装備〕十字軍の盾
〔道具〕十字軍の盾
〔思考・状況〕
1、この殺し合いを止め、皇帝になる
2、比較的協力はしたいが用心したい
3、COOLになれ始皇帝。朕はやれば出来る子

※皇帝即位時の参戦です。



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